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ホテル従業員「客から暴行」 東横インに団交申し入れ

2010年11月8日 朝日新聞

 宿泊客に暴行を受けたとしてビジネスホテルチェーン「東横イン」(本社・東京都)の女性社員が、全国一般東京東部労働組合に加入し、8日、職場環境の改善などを求めて会社に団体交渉を申し入れた。同日記者会見して明らかにした。警察にも被害届を出し、受理されているという。

 女性は20代。今年4月に入社し、愛知県内のホテルに配属された。9月14日未明、宿泊客の男性と、男性がかかわったとみられる派遣型風俗店の従業員がホテル内でトラブルになり、男性に客室に呼び出された。男性に「訴える」などと言われて謝罪を要求され、服のボタンを外されたり下半身を触られたりしたという。

 このホテルに4人いるフロント従業員は全員女性で、1人ずつ交代で午前10時半~翌日午前11時半の25時間勤務をしている。昼間は支配人らがいるが、夕方以降は翌日の早朝まで1人で勤務することが多く、仮眠を取ることも難しいことがあるという。


<東横イン>深夜勤務は危険だらけ 女性フロントが団交要請
毎日新聞 11月8日(月)21時7分配信

 大手ビジネスホテルチェーン「東横イン」(東京都大田区)の愛知県内のホテルで働く20代前半の女性フロント従業員が、男性客に客室に呼びつけられ、わいせつな行為を受けていたことが分かった。女性は会社が防犯ベルの貸与などの対策を怠っているのは安全配慮義務違反に当たると主張。労働組合に加入し、再発防止に向け団体交渉を求めた。

 女性が加入した全国一般東京東部労組(須田光照書記長)によると、女性は9月14日午前4時ごろ、男性客から派遣型風俗店とのトラブルを巡って「謝りに来い」と客室に呼ばれた。性交渉を迫られ拒否したが、衣類のボタンを外され、下半身を触られたという。

 同社のフロント従業員はほとんどが女性で、深夜は一人勤務。女性の深夜業務については、厚生労働省指針で▽一人勤務を避けるよう努める▽防犯ベルの貸与などの対策を取る--などが定められているが、会社側に配慮はなく、緊急時の対応方法も指導されていなかったという。

 8日に会見した女性は「第二、第三の被害を防ぐため、声を上げることにした」と話し、会社側に謝罪・損害賠償や再発防止策に関する団体交渉を申し入れたことを明らかにした。女性は暴行容疑で愛知県警に被害届を出している。【市川明代】


フロント女性が性的被害…労組、防犯体制を要求
読売新聞 11月8日(月)20時37分配信

 ビジネスホテルチェーン「東横イン」(本社・東京)の防犯体制の不備によって、愛知県内の同社ホテルに勤務する20歳代の女性従業員が宿泊客からわいせつな行為を受けたとして、この従業員を支援する労働組合「全国一般東京東部労組」は8日、再発防止を求めて同社に団体交渉を申し入れたと発表した。

 同労組によると、女性従業員は1人でフロント業務に従事していた9月14日未明、男性宿泊客から客室に呼び出され、体を触られるなどのわいせつな行為をされたという。女性従業員はホテル側から防犯ベルなどを貸与されていなかった。

 同労組は「防犯体制や従業員の安全確保が不十分」として改善を求めた。同社広報部は「コメントは控えたい」としている。

by yupukeccha | 2010-11-08 06:00 | 経済・企業  

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