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岡部まり氏が落選 「感謝と申し訳なさと…」声詰まらす

2010年7月11日23時54分 朝日新聞

 民主の2人当選をめざし、菅直人首相が公示日の第一声の場に選んだ大阪選挙区(改選数3)。現職の尾立源幸氏(46)が議席を守ったものの、知名度の高さから有力視されていた新顔の岡部まり氏(50)は落選した。

 11日深夜。敗北が伝えられると、岡部氏は赤いポロシャツに白いパンツ姿で選挙事務所に姿を見せた。「感謝と、応えられなかった申し訳なさの両方があります」。タレントらしく笑顔を絶やさなかったが、時折、声を詰まらせる場面もあった。

 岡部氏は人気テレビ番組に長く出演。立候補を口説いた小沢一郎幹事長(当時)は「我々が手の届かなかった幅広い方々の支持をいただける」と、無党派対策の「切り札」として期待を寄せた。

 しかし、菅首相の発言をきっかけに、消費増税が選挙の争点として浮上すると、知名度頼みの選挙戦に不安がもたげ始めた。陣営内からも「街頭での反応がどの程度票に結びつくのか見えない」と心配する声が出ていた。

 岡部氏も公示後、「消費税アップは断固反対。まず景気対策が必要」などと踏み込んだが、高まる民主への不信感を打ち消すことはできなかった。民主府連幹部は、無党派を中心に高まった党への不信感が敗因と分析する。

 「大阪で過去に当選したタレント候補は無所属で立候補し、無党派の受け皿になった。彼女も党公認でなければ、勝てたかもしれない」

 当選した尾立氏は、事業仕分けに携わった実績を強調。地元選出の民主党国会議員や連合大阪などが全面支援し、激戦を勝ち抜いた。

 党の組織力が尾立氏に集中したことに、岡部氏は「先輩の尾立さんのお立場を考えれば、私は組織は触らないことを承知で立候補を決めた」としつつ、こう漏らした。

 「2人を擁立することは大変なことだった……」

by yupukeccha | 2010-07-11 23:54 | 政治  

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