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<阿久根市>職員、“クビ”かけ上申書 市長命令で裁断

2010年7月2日 22時17分 毎日新聞

 議会を招集せず、専決処分を乱発するなど特異な市政運営を続ける鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)は2日、ほぼ全員にあたる約200人の職員が「法令を順守した市政運営」を求めた上申書2通と署名簿を、職員に命じて裁断、破棄させた。“クビ”をかけて反旗を翻した職員らは「当たり前のことをお願いしただけなのに」とあきれ返り、市民からは「全然市民のためになっていない」など、相次ぐ異常事態に批判の声が上がった。

 市関係者によると、上申書は6月25日、一般職員が所属する市職員労働組合(市職労)と課長級職員約20人が、総務課長を通じて提出。28日、総務課長が手渡そうとすると、市長は受け取りを拒み「シュレッダーにかけろ」と裁断を命じた。困った担当職員が手元で保管していたが、2日午前、市長が「あれ(上申書)はどうした」と詰問。残してあることを知ると、再度即座の裁断を命じたため、職員がシュレッダーで裁断したという。

 裁断されたのは、一般職員の趣意書1枚、署名簿3枚▽課長級の趣意書1枚、署名簿1枚の計6枚。

 ある職員は「憤まんやるかたない。異常としか言いようがない」とさじを投げた様子。

 市民からも厳しい声が出た。同市琴平町、無職、高橋敏和さん(64)は「専決処分が一番いけない。改革するならきちんと議会や報道の前で説明すべきだ。小学生がだだをこねているようで阿久根の恥」。以前、竹原市長を応援していたという自営業の女性(66)は、上申書の裁断を聞き「本当にやったの? もう疲れた。早く平和になってほしい」と声を落とした。「ワンマンで人の言うことを聞かないだけ。議員や市民と話し合ってほしい」と話した。

 一方、市長派の市議の一人は「職員はこれまでいい給料をもらってぬるま湯につかってきた。苦しい思いをしている世間を知るべきだ」と裁断に理解を示した。市長はこの日、全職員に「記者の取材に一切応じるな」とメールを送信した。【馬場茂、川島紘一】

by yupukeccha | 2010-07-02 22:17 | 行政・公務員  

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