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トヨタはテストコース再考して

2010年6月2日 朝日新聞 声
会社員 森島 達男(愛知県尾張旭市 60)
 テストコースなどの研究開発施設をトヨタが愛知県豊田市と岡崎市の山中に建設するというので、先日、計画説明会に参加してきました。自然豊かな里山を開発して大規模な施設を造成するものです。

 「列島改造論」がにぎやかだった1970年代ならともかく、環境やエコを標榜する世界的な大企業が今、自然を大きく破壊してテストコースなどを建設するというのです。時代錯誤もはなはだしいし、世界の笑われ者になると思います。

 計画によると、そこでは4千人もの技術者たちが働くそうです。それだけの人を収容する施設となると、巨大なものになるでしょう。貴重な動植物が多く生息する里山が破壊される可能性が高いのではないでしょうか。

 今年、COP10(生物多様性条約第10回締結国会議)が県内で開催予定です。世界中から集まる環境関係者に、トヨタはどのような説明をするのでしょう。再度、計画を練り直して、変更またはきっぱりと中止するよう希望します。

by yupukeccha | 2010-06-02 06:00 | 経済・企業  

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