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日本の調査捕鯨、週明けにも豪提訴 国際司法裁判所へ

2010年5月28日15時1分 朝日新聞

 【バンコク=塚本和人】オーストラリア政府は28日、日本が南極海で行っている調査捕鯨をやめさせるため、国際司法裁判所(ICJ)に提訴すると発表した。週明けにも正式提訴するとしている。

 豪政府のスミス外相、ギャレット環境相、マクレランド法相の3閣僚が共同声明を発表した。声明は、国際捕鯨委員会(IWC、本部・英ケンブリッジ)や日本との二国間交渉の場で外交的解決に向けた努力を続けてきたが、IWCで豪側の主張するクジラ保護が合意に達する可能性が小さくなったと判断し、提訴に踏み切る、と説明した。ただ、今後もIWCでの議論にはかかわり、外交的解決に向けた努力は続けると付け加えた。

 一方、声明は対日関係にも触れ、両国が安全保障や経済の面で重要な戦略的パートナーであることを強調。「捕鯨をめぐって意見の相違があったとしても、両国は、この問題により両国関係の強化と成長を危険にさらすべきではない点では合意している」とした。

 南極海での日本の調査捕鯨をめぐっては、今年に入ってラッド首相が「次の調査捕鯨シーズンが始まる今年11月までに提訴する」と具体的な期限に言及するなど強硬姿勢を強めていた。

by yupukeccha | 2010-05-28 15:01 | アジア・大洋州  

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