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タイ:元首相派の強制排除「正当」 ゴーン財務相会見

2010年5月21日 19時13分 毎日新聞

会見するゴーン・タイ財務相=東京都内の日本外国特派員協会で2010年5月21日午後2時、服部正法撮影 21日来日したゴーン・タイ財務相は同日、東京都内の日本外国特派員協会で会見。首都バンコクを占拠したタクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)の強制排除と一連の政府の対応について「全面的な軍事鎮圧にはならず、成熟した民主政府としての対応を取った」と、正当だったとの認識を示した。

 財務相は「今が和解を進めるという難しい問題の始まりの時期だ」と述べ、政治改革や格差解消への協議を含む和解のロードマップ(行程表)に取り組む政府方針に言及。「赤シャツ(タクシン派)が(協議の)テーブルにつかなければ、ロードマップは成功しない」と強調した。

 政府はUDDとの交渉時に「11月総選挙実施」の妥協案を提示。UDDが占拠を解除しなかったため、アピシット首相は案を撤回したが、財務相は「(内閣の)任期は12年までだが、個人的には任期いっぱいやるのは考えにくい」と、早期の解散・総選挙に含みを残した。【服部正法】

by yupukeccha | 2010-05-21 19:13 | アジア・大洋州  

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