「ロンドンで金」にはブーイングの嵐
2010年05月14日10時00分 ゲンダイネット「ロンドン五輪で金を目指します」
谷亮子のこの一言に、居合わせた政治記者たちはア然とした。
「何をスットボケたことを言っているのか。政治家を、そして有権者をナメるのもいい加減にしろ」(ベテラン記者)との声が上がった。
これまで自民党から、橋本聖子、馳浩、荻原健司など数多くのスポーツ選手が議員になった。しかし、二足のわらじは並大抵のことではない。
「当時独身だった橋本聖子は、スケートの後に始めた自転車競技で、1年間だけ現役を続け、翌年(96年)のアトランタ五輪に出た。しかし、成績は振るわなかった。独身だった橋本でさえ難しかったのに、2児の母である谷が、2年後のロンドン五輪で金なんてとてもムリ。議員の仕事はそんな生半可じゃありません」(前出の記者)
谷は、年内にも試合に復帰したい考えを示している。
しかし、子育て中の母である谷に、議員と柔道の両立はどう考えても不可能だろう。
政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「国会議員になれば、年間1億の税金が投入される。それに見合った仕事を本気でやろうと思ったら、政治家一本でなければ難しい」と断言する。
ホントに政治家を目指すのなら、甘い考えは捨てるべきだ。
by yupukeccha | 2010-05-14 10:00 | 政治