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「克日」で迎える併合100年=批判なく、躍進で自信深める-韓国

2010/03/01-20:11 時事通信

 【ソウル時事】韓国の李明博大統領は日本の植民地支配下の1919年に起きた「三・一独立運動」の記念式典で行った1日の演説で、これまでと同様に日本批判を避け、未来志向の日韓関係を目指す姿勢を示した。今年は日韓併合100年の節目だが、目立った対日批判はない。韓国がさまざまな分野で躍進して自信を深め、国民の意識が「反日」から「克日」に変容しているためとの見方がある。

 李大統領は演説の中で「過去の100年を教訓に国家百年の大計を描こう」と力説。日本との歴史問題などには言及しなかった。

 むしろ、バンクーバー冬季五輪で金メダル6個を含む14個のメダルを獲得した韓国勢の活躍に触れ、「彼らに暗い過去はもうない。わが国の若者は世界の頂点に向かって堂々と挑戦している」と称賛した。「新しい韓国人」などの表現で、未来志向の重要性も強調した。

 韓国は11月にソウルで20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)を開催する。「世界の将来の責任を負う主役」(李大統領)として外交上の重責を果たし、「先進一流国家」入りの契機にしたい考えだ。

 こうした中で、1日付の韓国紙・毎日経済新聞は社説で、韓国は「さまざまな面で日本を凌駕(りょうが)する力を付けた」と主張。評論家の池東旭氏も「韓国はスポーツのほか、経済や外交も好調で、低迷する日本への対抗意識が薄くなりつつある」と分析した。

by yupukeccha | 2010-03-01 20:11 | アジア・大洋州  

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