「SAI」「レクサスHS250h」もリコールへ
2月8日11時0分配信 読売新聞ハイブリッド車(HV)の新型「プリウス」のリコール(回収・無償修理)を今週前半に発表することを決めたトヨタ自動車は8日、プリウスと同じブレーキシステムを採用しているHVの「SAI(サイ)」と「レクサスHS250h」も、リコールする方針を固めた。
国土交通省と調整した上で、月内にも同省に届け出る。
SAIは国内向け専用車で昨年12月に発売された。HS250hは昨年7月の発売で、国内のほか米国などで販売されている。リコール対象は、海外分を合わせると2車種で約2万6800台となる見込みだ。プリウスをベースに開発し昨年12月からリースを始めた、家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車数百台も対象とする。
トヨタは、特定の条件下で急ブレーキをかけた際に横滑りなどを防ぐアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)が不具合の原因と判断しており、新型プリウスの対応と同様に、販売店を通じ電子制御プログラムを修正する。
トヨタは、今回のABSの不具合について欠陥ではないとの認識を示していたが、リコールに踏み切ることで、ハイブリッド車のブレーキに関するユーザーの不安を早く取り除き、信頼回復を図りたい考えだ。
by yupukeccha | 2010-02-08 11:00 | 経済・企業