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トヨタ、リコール費用を米CTSに一部請求へ 総額「1千億円未満」

2010.2.1 14:01 産経新聞

 トヨタ自動車が、欧米や中国での大規模リコール(無料の回収・修理)の原因となったアクセルペダル部品を部品を製造していた米CTS(インディアナ州)に対し、リコールにかかる費用の一部を請求する方向で検討していることが1日、わかった。トヨタでは現段階で、リコール費用について「1千億円未満」(トヨタ幹部)と推定している。

 トヨタは1月21日(現地時間)~29日(同)にかけて、米国で230万台、カナダで27万台、中国で7万5千台、欧州で180万台のリコールを発表した。

 トヨタでは、リコールに備えてあらかじめ積み立てている品質保証関連の引当金が昨年3月末現在で約4千億円超あり、まずこの引当金をリコールの費用にあてる。

 そのうえで、部品の不具合が発生した原因を詳細に調査した後、その責任に応じて、費用を米CTSに請求する方針だ。

 原因については、トヨタが米CTSに発注した段階での設計上のミスなのか、米CTSの製造段階でのミスかは現時点では分かっていない。

 リコールに伴う費用は通常、完成車メーカーと部品メーカーの双方で負担することが多い。原因に応じて双方の負担の割合が変わる。

by yupukeccha | 2010-02-01 14:01 | 経済・企業  

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