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「準国産」ボーイング787、やっと試験飛行

2009年12月16日14時49分 朝日新聞

「準国産」ボーイング787、やっと試験飛行_b0161323_16555353.jpg 【シアトル(ワシントン州)=丸石伸一】米航空機大手ボーイングの新型旅客機「787」が15日、初めての試験飛行をした。大きなトラブルもなく終了し、来年10~12月期に1号機を全日本空輸に納入する計画に、ほぼめどが立った。燃費効率が従来機より約2割良いとされ、航空会社の期待を集めているが、開発計画が度々延期されていた。

 787の愛称はドリームライナー。機体の5割に東レが開発した炭素繊維と樹脂の複合材を採用し、強度を高めつつ軽量化を実現。主翼部分は三菱重工業が製造するなど日本の重工メーカー3社が機体製造の3割以上を担い、「準日本産」ともいえる。

 15日の初飛行では約3時間飛び、機体について各種データを計測。着陸後に会見したマイク・カリカー機長は「素晴らしい初飛行で、着陸の状況も良かった」と語った。計55機を発注している全日空の森本光雄副社長も試験飛行に立ち会い、「初飛行が成功裏に終わった。今後の引き渡しの日程に狂いはないと確信している」と述べた。

 全日空は当初、2008年5月に1号機を受け取り、同年夏の北京五輪にあわせ北京便での就航を予定していた。だが、機体の強度や設計の見直しなどで5度にわたって納入時期が延期。現時点では当初計画より約2年半遅れる見通しだ。

by yupukeccha | 2009-12-16 14:49 | 社会  

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