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北朝鮮、デノミ後も外貨使えた 牛バーガー1.2ユーロ

2009年12月16日7時26分 朝日新聞

 【ソウル=牧野愛博】北朝鮮が11月30日に実施したデノミネーションで、当局の説明と相反して外貨取引が続いていることがわかった。先月末から今月7日まで訪朝した韓国・平和自動車の朴相権(パク・サングォン)社長が明らかにした。国営商店の営業中断にともない、平壌の外貨ショップには市民20人ほどの列ができていたという。

 デノミの実施後、北朝鮮当局者が在日本朝鮮人総連合会の機関紙・朝鮮新報(電子版)に対し、外貨ショップでも今後は北朝鮮の通貨を使うとの見通しを示していた。

 最近できたハンバーガーショップは、デノミ直後もそのまま営業。価格表は「ポテト=190ウォン(1ユーロ〈約130円〉)」「牛肉バーガー=228ウォン(1.2ユーロ)」などと北朝鮮ウォンとユーロを併記し、ユーロがそのまま使えた。平壌市内のホテルで対ドル為替レートを尋ねたところ、1ドルが約4千ウォンだった。

 一方、北朝鮮では新型インフルエンザ患者9人の感染が伝えられたが、市中にマスク姿の人はなく、消毒液も配られていない。韓国統一省は15日、タミフル40万人分とリレンザ10万人分を18日に北朝鮮に引き渡すと発表した。

 また、平壌市内では年末まで続く生産性向上運動「100日戦闘」の成功を訴える看板があちこちで見られた。

by yupukeccha | 2009-12-16 07:26 | アジア・大洋州  

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