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自衛隊ヘリ配線、二枚刃の道具で切断? ビデオ解析急ぐ

2009年12月4日4時0分 朝日新聞

 三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場(愛知県豊山町)で定期修理中の自衛隊ヘリコプター2機の電気系統の配線が切られた事件で、配線はニッパーのような2枚の刃を合わせた形状の刃物で切断されていたことが3日、わかった。捜査関係者が明らかにした。1機は11月16日まで異状がなかったことも判明したという。

 県警は、切断が最初に確認された同30日までの2週間に、何者かがニッパーやラジオペンチなどの道具を使って、故意に配線を切ったとみて、ヘリが保管されていた工場格納庫内の防犯ビデオの解析などを進める。

 捜査関係者によると、2機の切断された配線の直径は1~4ミリ。県警が切断面を調べたところ、ちぎられたり、ナイフのような一枚刃の刃物で切られたりしたのではなく、いずれも2枚の鋭利な刃で挟んで切断する道具によるものだったという。切断された配線と機体をつなぐコネクターはなくなっていた。格納庫内では通常、大小ニッパーなど5~6種類の二枚刃の工具が使われていたという。

 11月16日に異状がないのが確認されたのは、格納庫で同30日に操縦席後部の床下1カ所の配線が切断されていたのが見つかった海自のSH60Jヘリ。一方、隣接する塗装場で12月1日に機体後部の2カ所の配線が切られているのがわかった空自のUH60Jヘリは、10月28日時点で異状がなかった。いずれも県警の事情聴取に対して、同社関係者が目視などで確認したと説明したという。

 同社の説明では、2機は同じ格納庫内で隣り合わせで定期修理を受けていたが、空自ヘリは海自ヘリの配線切断の発見を受けた点検時には塗装場に出していたという。

by yupukeccha | 2009-12-04 04:00 | 社会  

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