韓国「援助する側に転じる」 OECD開発援助委加盟へ
2009年11月23日19時53分 朝日新聞【ソウル=箱田哲也】韓国外交通商省は23日、パリの経済協力開発機構(OECD)本部で25日に開かれる会議で、韓国のOECDの開発援助委員会(DAC)加盟が決定するとの見通しを明らかにした。24番目の加盟国となり、同省の呉俊・多者外交調整官は23日、「OECD設立以後、援助を受けた国から、援助を与える国に転じる初のケースとなる」と語った。
同省によると、昨年の韓国の途上国援助(ODA)は8億ドル程度で、主要国中では最低の水準。昨年の対国民総所得(GNI)比率は0.09%で、国民1人あたり約16ドルだった。政府はDAC加盟を契機として、2015年までにGNI比0.25%まで増やす計画だ。
ただ、韓国国内では貧富格差の拡大が深刻化しており、海外援助への国民の反発は少なくない。韓国メディアによると、研究機関の世論調査では半数以上が「海外援助は現状維持」と回答している。
by yupukeccha | 2009-11-23 19:53 | アジア・大洋州