原子炉ナトリウム漏れ 一時監視できない状態 もんじゅ
2009年10月24日1時19分 朝日新聞日本原子力研究開発機構は23日、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)が原子炉を冷やすナトリウムの漏れを一時的に監視できない状態に陥り、保安規定に基づく「運転上の制限の逸脱」を宣言したうえで国に連絡した、と発表した。「もんじゅ」は来年2~3月の運転再開を目指しているが、今月7日にもナトリウム漏れが監視できなくなるトラブルが起きた。
同機構によると、原子炉補助建物の監視盤の無停電化工事などをしていた23日午後3時15分ごろ、ナトリウム測定用の気体を取り込んで検出器に送るサンプリングポンプの仮設電源を入れたところ、このポンプと一緒に、別の2種類の検出器についているサンプリングポンプの電源も切れ、ナトリウム漏れが監視できなくなった。仮設電源から本来の電源に戻し、55分後に復旧させた。この間、ナトリウム漏れはなかったとしている。
by yupukeccha | 2009-10-24 01:19 | 社会