クロマグロ取引禁止を提案=ワシントン条約会議で討議へ-モナコ
10月14日21時50分配信 時事通信【ジュネーブ時事】モナコは14日、絶滅の恐れがある動植物の輸出入を規制するワシントン条約事務局(ジュネーブ)に対し、大西洋産と地中海産のクロマグロの国際取引を原則禁止するよう正式提案した。
来年3月にドーハで開かれる同条約締約国会議の議題として提示された。モナコ案が実際に採択されれば、高級すしネタとして日本などで人気が高いクロマグロの入手が困難になるため、同案をめぐる討議の行方には注目が集まりそうだ。
モナコは提案の中で、「1970年代から80年代に行われた過剰な漁獲により、西大西洋のマグロ資源量が減少した」と分析。さらに、「(各国によるマグロの)漁獲管理の取り組みはまだ、マグロ資源量の回復につながっていない」とし、ワシントン条約で国際商業取引を原則禁止する対象に、クロマグロを追加するよう求めた。
by yupukeccha | 2009-10-14 21:50 | 社会