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“大島”“二階”の醜悪コンビに牛耳られた自民党

2009/10/12 10:00 日刊ゲンダイ

●「どこが党再生だ」と若手ブーブー

「みんなでやろうぜ」を合言葉に再出発したはずの自民党だが、言い出しっぺの谷垣総裁が早くも仲間はずれにされているという。

「大島理森を幹事長にしたのが失敗なのです。アッという間に大島人脈で執行部を占拠されてしまった。大島と親しい二階俊博が筆頭幹事長代理兼選対局長になり、そのつながりで武部勤が選対局長代理、小池百合子が広報本部長、石原伸晃が組織運動本部長という布陣。新総裁にとって大事な人事権ばかりか、参院選などの候補の公認権も大島、二階コンビに握られてしまった。執行部内で谷垣総裁の理解者は石破茂政調会長ぐらいなものです」(報道関係者)

 おまけに金庫も握られた。自民党の経理は以前から不明朗で、年間100億円を超える政党助成金や、国民政治協会への巨額献金の使い道を透明化することが党改革の一歩とされたが、古くからの党の金庫番である元宿仁事務局長を留任させてしまった。“暗部”を知る元宿局長を大島執行部は切れなかったのだが、これで谷垣総裁は金庫の中をのぞくこともできなくなってしまった。

「谷垣総裁に求められたのは、自民党にしみついた老醜や腐敗のイメージを一掃すること。それには何にでもカミつく河野太郎や常識派の河村前官房長官を総裁補佐にして強力なリーダーシップで大胆人事を断行することだったが、大島幹事長に先手を打たれ、外堀を埋められ、お飾り総裁にされてしまった。これには中堅・若手議員の多くがガッカリですよ」(自民党関係者)

 確かに、大島・二階コンビが柱では、森喜朗、青木幹雄の古い自民党イメージと何も変わらない。しかも大島は数々の口利き疑惑で農相辞任に追い込まれた過去があるし、二階は西松建設事件の西の横綱。さらに元宿金庫番は日歯連事件で告発までされたご仁。だから「自民党は犯罪者トリオに乗っ取られた」なんて声まで出ている。

 生まれ変わることを自ら拒否する没落自民党。これなら民主党は楽チンなものだ。

by yupukeccha | 2009-10-12 10:00 | 政治  

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