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【スクープ!!】 警視庁の捜査線上にいる大物金融屋・永本壹柱氏が開いた朝青龍の「優勝祝&誕生会」

2009/10/12 05:10 週刊0510

 大物金融屋として知られる永本壹柱氏には二つの顔がある。

 ひとつは上場企業の資本調達に暗躍、「最後の出し手」として登場、荒稼ぎする「資本のハイエナ」としての顔である。

 上場企業とはいえ、金融機関から見捨てられ、増資でしか生きられない企業に資金を投じるのだからリスクは高い。そこに永本氏は度胸よく出資、代わりに高利を得る。その過程には、株価操縦、金融商品取引法違反、インサイダー取引などの疑惑が生じることが多く、永本氏は常に捜査当局にマークされている。

 もうひとつは豊富な資金を活用、芸能人やプロスポーツ選手を支援するとしての顔である。

 ロック歌手の内田裕也が、毎年11月に開く誕生パーティーは、盛り沢山な演出と華やかな出席者で知られているが、その主宰者が永本氏。出席者のジョー山中、白竜、シーナ&ロケッツ、野村克也、張本勲、江本孟紀、佐々木主浩、青木功、アントニオ猪木などは、永本氏人脈でもある。



 そのタニマチぶりを見せつけたのが、大相撲秋場所千秋楽の翌々日の9月29日、渋谷区代官山のイタリアレストラン「T」で開かれた朝青龍24回目の優勝祝いだった。

 場所前は右ひざの故障もあって不安視されたが、優勝決定戦で白鵬を豪快なすくい投げで下して4場所ぶ
りの優勝を飾った。

 永本氏は、それに29歳の誕生祝いも兼ねて祝福、朝青龍はスポーツ界の気の置けない仲間やせんだみつお、田代まさしなどの芸能人ら100人以上の出席者に囲まれ、ご機嫌だった。

 実は、永本氏がこうした派手なパーティーを企画するのは久しぶりである。本業の金融で警視庁の捜査線上にその名があがり、今年に入ってからは自粛していた。

 警視庁捜査二課が、経営陣を連日のように呼んで捜査しているのがトランスデジタル事件。同社は、昨年9月、民事再生法の適用を申請して倒産したが、その直前に発行した新株予約権で、「31億円を調達」と発表しながら、その翌日には小切手などで不渡りを出した。「架空増資」の疑いが濃く、新株予約権を行使した永本氏は、野呂周介氏とともに、経営陣らと「架空増資」を“演出”した疑いを持たれている。

 同じ警視庁でも組織犯罪対策三課が手がけているのは井上工業事件。既に、特別背任容疑での強制捜査が行われており、組対三課は「経営者の罪」の先に、増資ブローカーの責任を追及しようとしており、そこに資金を投入した永本氏の役割にも注目している。

 「いつ着手してもおかしくない」(捜査関係者)といわれる二つの大型経済事件の捜査線上に名が挙がっている永本氏。大人しくしているのも嫌になって、朝青龍の復活を祝い、憂さを晴らしたくなったのだろうが、時期が時期だけに、少しばかりタイミングが悪かったのでは…。【紘】

by yupukeccha | 2009-10-11 06:16 | 社会  

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