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中川昭一元財務相“自殺”の真相

2009/10/9 10:00 日刊ゲンダイ

●周囲に「死にたい…」

 4日、東京・世田谷区の自宅ベッドで死亡しているのが見つかった中川昭一元財務相(56)は、行政解剖の結果、循環器系の複数の部位に異常があることが分かった。体内からはアルコール成分も検出され、睡眠薬や酒による急性心筋梗塞の可能性が強まっている。しかし、これは事故や突然死か、というと、大いに疑問だ。落選後、中川氏は周囲に「死にたい……」と漏らしていたというのである。

 医療関係者は「循環器系の異常」といえば、心筋梗塞を連想する。まだ確定ではないが、その場合、原因は大きく3つだ。(1)心臓破裂(2)心臓機能の急低下(3)不整脈である。

「病理解剖をすれば、ハッキリしますが、おそらく、長年の飲酒などで不整脈があったのではないか。そこにもってきて酒と睡眠薬を飲んだことで、中枢神経が機能しなくなり、呼吸抑制が起きて、血管が狭くなり、心臓にダメージを与えたのでしょう」(医療関係者)

 一見、不注意による事故死に見えるが、中川はつい最近、周囲に「死にたい」と漏らしていた。睡眠薬を飲み出したのもかなり以前からで、量を誤るというのは考えにくい。そのうえ、新聞報道とは違って、かなりの量の薬や酒を飲んだフシがある。弔問に訪れ、『お別れ』をした関係者は、中川の顔のむくみに少なからず、驚いていたのである。

「自殺の可能性は低いとの第一報が流れたのは4日の午前中ですが、そんな早い段階で詳しいことは分からない。遺書や刃物などがなかったことから、いまのところ自殺を裏付ける証拠はない、という意味です。早とちりの報道もありますが、真相解明にはもっと時間がかかりますよ」(永田町関係者)

 三木内科クリニック・三木治院長は「あくまで一般論」と断ったうえでこう言う。

「今、主流のベンゾジアゼピン系の睡眠薬は大量に飲んだからといって簡単には死にません。しかし、三環系の抗うつ剤と睡眠薬、酒を大量に飲むと、危険です」

 中川の酒は「緩慢なる自殺だった」という人もいる。

「ローマのもうろう会見が話題になりましたが、あんなのはいい方です。ひどいときは5分おきにトイレに行き、くしゃみをし、何を言っているかわからない。そんなヘベレケ状態でテニスをしようとしたりする。死に急いでいるとしか思えなかった」(中川をよく知る官僚)

 それが落選後、エスカレートした。この辺が真相なのかもしれない。

by yupukeccha | 2009-10-09 10:00 | 政治  

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