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CO2、高速無料で3割増 渋滞緩和含めず 国交省試算

2009年9月15日20時35分 朝日新聞

 国土交通省は15日、民主党の政権公約に沿って高速道路を無料にした場合、高速利用者が大幅に増える一方で、航空や鉄道の利用者が減り、二酸化炭素(CO2)排出量が3割増えるとの試算を明らかにした。ただ、一般道の混雑緩和などに伴うCO2減少分は加味していない。金子国交相は「この試算でいい悪いを判断する話ではない」と述べた。

 国交省総合政策局が、すべての高速道路を無料化した際に、200キロ以上を移動する人の交通手段がどう変化するかを試算。渋滞が発生しないとの条件では、鉄道は10.6%、航空は4.2%それぞれ利用客が減り、高速利用者は57.5%増えるという。

 CO2は、利用者1人あたりの排出量が少ない航空、鉄道の利用が減るため、無料化前の約33%にあたる年間364万トン分増えると推計した。

 一方、国交省・国土技術政策総合研究所は、道路利用者全体の数は一定としたうえで、高速道路への移行による一般道の混雑緩和でCO2は年間310万トン減るという試算をしている。

by yupukeccha | 2009-09-15 20:35 | 社会  

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