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米国出張、河村市長「エコノミーでええ」 市長室と対立

2009年8月3日23時38分 朝日新聞

 11日から米国出張に出かける名古屋市の河村たかし市長の飛行機の座席を、エコノミーにするのか、ビジネスクラスにするかで、市長と担当部署の市長室がもめている。出張では米航空会社を訪れ、市長が中部空港発着の便数を減らさないよう要請することから、市長室は「一番安いエコノミーで乗り付けるのは好ましくない」とビジネスクラスの利用を迫る。これに対し、市長も「安い方がええ」と譲らなかったが、出発を翌週に控えたことから、市長室側はビジネスクラスでの航空券を発券した。

 市条例では、他の指定市にならい、局長級以上はビジネスクラス、副市長、市長ら特別職はファーストクラスが利用可能。愛知県でも知事はファーストクラス利用が認められている。

 3日の定例会見で河村市長は「一つの(政治姿勢の)シンボルとしてエコノミークラスで行くつもりです」と主張。市長室側も、正規の航空券で比較した出張の全行程の航空運賃はビジネスクラスが100万円なのに対し、エコノミーは46万円との試算を公表した後、「健康面を考えても、ぜひ、ビジネスでお願いしたい」と呼びかけた。

 出張で市長は米・アトランタのデルタ航空本社を訪れるが、同社傘下のノースウエスト航空は利用客の減少から、中部空港発着便の縮小が懸念されている。担当者は「同行する中部空港会社関係者もビジネスクラスを利用する。横並びの観点からも市長には理解していただいた」としてビジネスで確定したが、河村市長は朝日新聞の取材に対し、「自分はビジネスクラスを了解していないし、発券したのも知らなかった。今後どうするかは分からない」と反発したままだ。

 出張は19日まで。姉妹都市提携から50周年を迎えるロサンゼルス市も訪問する。市長を含め5人が参加し、予算総額は約2千万円。

by yupukeccha | 2009-08-03 23:38 | 政治  

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