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日タイ受刑者移送条約に署名 外相会談、2国間では初

2009年7月22日20時53分 朝日新聞

 【プーケット(タイ南部)=東岡徹】中曽根外相とタイのカシット外相は22日、プーケットで会談し、相手国で刑を言い渡された受刑者を母国で服役させる「日タイ受刑者移送条約」に署名した。日本は欧州評議会の受刑者条約に加入しているが、2国間の条約は初めて。

 日本の国会承認を得て批准後、正式に発効する。外務省によると、今年1月現在でタイでの日本人受刑者は20人、日本でのタイ人受刑者は78人。条約では受刑者の同意など一定の条件の下で受刑者を相手国に移送できる。母国で刑に服することで更生の促進が期待されるという。


バンクワンの長期囚、来年帰国へ
2009/7/23 14:05 Traveler's Supportasia

 22日、プーケットで行われているASEANサミット、地域フォーラムの一環として、日泰外相会談が行われました。日本側からは外務大臣・中曽根弘文、タイからはカシット・ピロム外務大臣が対応しました。

 席上、昨年12月の首脳会談で合意に達していた日タイ間受刑者移送条約(前記事「バンクワンの長期囚に帰国の道が」参照)が正式に調印されました。日本側は8月30日の総選挙を待って、9月にも召集される特別国会かその後の臨時国会に批准を提案、タイ側も国会手続きを進め、早ければ来年早々の帰国実現を目指します。

 バンクワン終身刑務所(ノンタブリ市)には現在、8人の長期囚(そのうち終身禁固3人)がいます。他にガムウォンワン中央刑務所(バンコク首都圏チャトチャック区)、バーンボー麻薬刑務所(サムットプラカン県)などに12人、合計20人の日本人受刑者(前記事の時点よりもさらに2人増えています)がタイで在監中ですが、条約の正式な批准を待って、順次日本へ帰国することになりそうです。

by yupukeccha | 2009-07-22 20:53 | アジア・大洋州  

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