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ウイグル文化破壊を非難 亡命組織主席、英紙に投稿

2009年7月9日 22時34分 東京新聞

 【ロンドン9日共同】世界の亡命ウイグル人組織を束ねる「世界ウイグル会議」(本部ドイツ)主席のラビア・カーディルさんは9日付英紙タイムズに寄稿し、「中国のウイグル人はトルコ系の文化やイスラム教の排除を狙う政策で、ゆっくりと窒息させられつつある」として当局を非難、「文化破壊の強まりが、ウイグル人が街頭に(抗議に)出た」理由だと強調した。

 ラビアさんは抑圧の例として、雇用差別や強制堕胎、学校からのウイグル語排除などを挙げた。

 ラビアさんは、広東省で6月、ウイグル労働者が漢民族に襲われ計100人以上が死傷した事件は「ウイグル虐待の最新例だ」と強調し、「同事件の捜査に当局が関心を持っていない」と主張。同事件で適切な措置を取っていれば、ウルムチでの抗議デモは起きなかったかもしれないと指摘した。

 ラビアさんは現地情報として、今回の事件でデモ参加者400人以上が死亡したと指摘。民族間の平和構築には、対話と相互理解が唯一の方策だとして暴力を非難した。

by yupukeccha | 2009-07-09 22:34 | アジア・大洋州  

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