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漢族、ウイグル族が「自警団」 消えない対立

7月7日10時26分配信 産経新聞

 【ウルムチ=野口東秀】中国・新疆ウイグル自治区で起きた暴動で、大量の武装警察部隊は7日もウルムチ市中心部で配置につき、厳戒態勢を敷いている。武装したウイグル族と漢族住民双方も「自警団」を結成しており、双方の不信感と憎悪は解消されそうにない。住民による襲撃事件がいつでも起きかねない緊張した状態が続いている。

 市内では武装警察部隊が6日に続き、装甲車両を展開、自動小銃や鉄パイプを手に隊列を組んで警戒に当たっている。ウイグル族住民の集団を見つけると、殺気だった表情で自動小銃を構えた。

 このため、武器を所持したウイグル族住民は街に出ず、マンションの一室などに集団で潜伏。鉄パイプなどを手にしている姿が目撃されている。

 一方、街では、ヘルメットに鉄パイプ、ヌンチャクなどで武装して自警団を組織した漢族住民の姿が見受けられ、「いつウイグル族に襲われるかわからない」とピリピリした様子だ。

 漢族の若い女性のグループは記者を漢族と間違え、「向こうの通り(道)にはウイグル族はいたか」とおびえた表情で尋ねた。

by yupukeccha | 2009-07-07 10:26 | アジア・大洋州  

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