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新銀行東京、開業以来初の黒字計上へ

7月6日2時21分配信 産経新聞

 経営再建中の新銀行東京(寺井宏隆社長・東京都新宿区)が、第1四半期(4~6月)決算で、数億円の黒字を計上する見通しであることが5日、分かった。黒字は平成17年4月の開業以来初めて。現在の経営状態が続けば、22年3月期決算で単年度黒字となる見通しで、再建への第一歩を踏み出すことになる。

 新銀行東京は都が1000億円を出資して設立したが、ずさんな融資を繰り返したことから、20年3月期決算で1016億円の累積赤字を計上。都が400億円を追加出資し、新銀行は融資方針の見直しや大幅な人員削減を行って再建を進めてきた。再建計画では、23年度の単年度黒字を目指していた。

 今年5月に発表された21年3月期決算では、再建計画より21億円少ない105億円の赤字にとどまり、石原慎太郎知事も「いい成り行きをみせており、とてもうれしい。早く単黒(単年度黒字)を出すようになってもらいたい」と期待を寄せていた。

 新銀行東京をめぐっては12日投開票の都議選で最大の争点になっている。

by yupukeccha | 2009-07-06 02:21 | 行政・公務員  

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