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<電通>上場以来初の204億円の赤字 役員賞与を見送り

5月11日20時13分配信 毎日新聞

 電通は11日、09年3月期連結決算を発表した。株式評価損の計上などで、最終損益が01年の上場以来、初めての赤字となる204億円の赤字(前期は362億円の黒字)となった。経営責任を明確化するため、6月に予定していた取締役14人に対する賞与支給を見送る。

 広告費の減少で、売上高は前期比8.3%減の1兆8871億円、営業利益は同23.1%減の431億円となった。媒体別の売上高は、ネット広告が同9.3%増となったものの、新聞19.2%▽雑誌14.2%▽ラジオ7.1%▽テレビ5.6%それぞれ減少した。

 10年3月期も広告費の落ち込みは続くとみて、売上高13.4%減▽営業利益63.4%減を予想するが、09年3月期に511億円を計上した株式評価損が減少するため、最終損益は114億円の黒字転換を見込む。【窪田淳】


電通、創業期以来の赤字決算…広告費減に保有株式下落も
5月11日20時28分配信 読売新聞

 電通が11日発表した2009年3月期連結決算は、広告費の落ち込みなどを受け、税引き後利益が204億円の赤字(前期は362億円の黒字)となった。

 単体決算を含めても1901、02年度の創業期以来の赤字決算となった。

 昨秋のリーマン・ブラザーズの破綻の影響などで、電通単体で「金融・保険」企業による広告費が前期比19・2%減、「自動車・関連品」が16・3%減の大幅減となったことが響いた。

 保有株式の下落で511億円の特別損失を計上したことも、赤字要因となった。連結の売上高は8・3%減の1兆8871億円、営業利益は23・1%減の431億円だった。

 メディア別では、インターネット関連の売上高は9・3%増の262億円と伸びたが、新聞やテレビなどの「マス四媒体」は8・7%減の9217億円となった。電通は業績の悪化を受け、6月の役員賞与の不支給を決めた。

 10年3月期も、景気悪化で広告費が減るとみて、売上高は13・4%減の1兆6344億円を見込んでいる。

by yupukeccha | 2009-05-11 20:13 | 経済・企業  

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