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知事就任1カ月「ウオーミングアップ終了」“森田節”は健在だが…

2009.5.7 20:41 産経新聞

就任1カ月の森田健作知事 森田健作・千葉県知事(59)が誕生してから1カ月が経過した。就任直後から麻生太郎首相や首都圏の知事らと会談を重ね、公約の「アクアライン800円化」「成田~羽田リニア構想」などの実現へ向けて精力的に活動する一方、選挙運動をめぐる問題が明るみに出るなど順風満帆なスタートとはいかなかった。100万票を超す圧倒的な支持を得て当選した森田知事の実行力が今、問われている。

 連休後初の登庁となった7日、森田知事は「まだ1カ月。ウオーミングアップが終わったところ。畑に水をまいて、くわを入れたところだ」と“森田節”で振り返った。

 平成21年度の補正予算では、公約に掲げた、私学助成▽移動交番▽小児医療費の段階的無料化などを盛り込んでいく考えも示した。

 この1カ月間は頻繁にテレビやラジオに出演し、千葉県のPRとともに、公約の目玉であるアクアライン値下げやリニア構想を訴えてきた。

 4月に開かれた松沢成文神奈川県知事との会談では、リニア建設へ向け5月にも検討委員会を発足させることで一致したばかり。

 だが、この日午前中に出席した「北千葉道路建設促進期成同盟総会」で、森田知事は「成田~羽田間のリニアで採算がとれるとは思っていない。千葉が主導してやることが重要なんだ」と発言。“財政難”の中で採算がとれない事業が果たして県民の支持を得られるか-。早くも難しいかじ取りを迫られている。

 さらに、自民党の政党支部長を務めていながら「完全無所属」と強調して選挙運動をしたことが公職選挙法違反に当たるとして、市民団体から告発を受けたほか、政治資金収支報告書への記載ミスが明らかになるなどの問題も浮上。

 盤石な態勢で議会運営に臨めない課題も抱えている。



森田知事「ウォーミングアップ終わった」 就任1カ月
2009年5月8日0時4分 朝日新聞

 就任から1カ月余りとなった千葉県の森田健作知事が7日、心境を記者団に語った。「『森田は何をやるのか』と皆さんから聞かれるが、今は、畑にクワを入れて多少水を入れたくらい。必ずやるから1年間みていてください」などと語った。

 森田知事は4月6日に就任した。1カ月経過したことについて「ウォーミングアップは終わったよ。来週、再来週あたりから、もっともっとやっていこうと思います」と語り、「皆さんからは『何をやるんだ』と聞かれるが、3カ月、1年余裕をくれよ。私はこのとりあえずは4年間、焦らず、一つ一つを確実にやっていこうと思う」と付け加えた。

 知事選で公約として掲げた政策や、本格的県政デビューとなる6月定例県議会に提出する補正予算案について問われると、「私学助成金は少なからずとも、全国平均ぐらいは必要」と増額する意向を表した。また、子どもの医療費助成についても、無料とする対象年齢を段階的に引き上げていきたいとした。移動交番については「大きく考えていこうと、職員と話している」と予算案に盛りこむ考えを示した。

 職員の働きぶりについて聞かれると、「本当に多士済々の素晴らしい職員がたくさんいる。責任とるから、ここで決めたことはやれよと。『お手並み拝見』という職員もいるだろうが、批判は誰でもできる。努力すれば必ず結果がでる」と語った。

 ゴールデンウィーク中、芝山町の自宅でガーデニングをしたり、家族で食事したりして過ごしたという。

by yupukeccha | 2009-05-07 20:41 | 行政・公務員  

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