ディズニー本盗用疑惑、発行元が16万部を自主回収
5月1日14時35分配信 読売新聞約23万部を売り上げたベストセラー「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」の盗用疑惑で、発行元の「サンクチュアリ・パブリッシング」(東京都新宿区)は、同書に収録された33話のうち、少なくとも7話が著作権者の許諾を得ていなかったとして、1日から書店などに出回っている同書約16万部の自主回収を始めたことがわかった。
同書を巡っては、33話のうち2話が、社団法人「『小さな親切』運動本部」が主催したキャンペーン入賞作と、東京ディズニーランドを運営する「オリエンタルランド」の社内教育文集のエピソードに酷似していることが明らかになっている。
関係者によると、このほかにもインターネット上などに類似の書き込みがないか調べた結果、「著者の中村克氏が直接、見聞きした内容ではない」と明らかに判断できるものが計5話確認された。
残る26話もネット上などに類似の話が複数掲載されていたが、1日までの社内調査では、原典や著作権者が特定できず、中村氏に著作権があるかどうか不明だったため判断を保留した。
この調査は、サンクチュアリ・パブリッシングが中村氏の見解は聞かず、独自に行ったという。
同社は同日午後、内部調査の結果を発表する。
by yupukeccha | 2009-05-01 14:35 | 社会