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「軍縮と核の傘、矛盾せず」バイデン副大統領、安倍氏に

2009年4月16日10時27分 朝日新聞

 【ワシントン=伊藤宏】ワシントンを訪問中の安倍元首相は15日、バイデン米副大統領とホワイトハウスで会談した。バイデン氏は「核のない世界」を目指すとしたオバマ米大統領のプラハでの演説について、日本を含む同盟国への「核の傘」の提供とは「矛盾しない」との見方を示した。

 安倍氏は会談の中で、麻生首相から大統領にあてた親書を手渡した。親書は、核軍縮に対する決意を述べた大統領の演説を歓迎し、軍縮や核不拡散に向けて日米で協力したい、との内容となっている。

 これに関連して、安倍氏は「米国が包括的核実験禁止条約(CTBT)を批准すれば、世界に対して極めて大きな影響を持つ。今後、日米で協力して、CTBTを発効させるために、他国に働きかけるべきだ」と述べた。

 これに対し、バイデン氏は「オバマ政権としては、究極的な核廃絶に向けて核軍縮を行い、その重要な要素としてCTBTを批准、発効させる。それは同盟国に対する信頼できる核の傘の提供と何ら矛盾しない」と指摘した。

by yupukeccha | 2009-04-16 10:27 | 政治  

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