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ソウル市内に来月から派出所復活、地域治安強化

4月14日11時34分配信 YONHAP NEWS

 【ソウル14日聯合ニュース】防犯体制の改編で6年前に姿を消した派出所が来月、ソウル市内で復活する。

 ソウル地方警察庁関係者は14日、地域治安を強化するため、来月1日から防犯需要の高い地域の治安センターを改修し派出所として運営することを決めたと明らかにした。派出所設置場所は各署で選定を進めている。基本的にソウル市内31の警察署が各1か所の派出所を運営するが、治安がよくない地域の管轄署は2か所以上を設けることも検討しているという。

 警察は2003年、治安力を集める目的で複数の派出所を地区隊に統廃合し、残る派出所を「治安センター」に変更したが、人員不足で名目上だけの運営となっていた。地区隊は管轄領域が広すぎるため、防犯の死角地帯が生まれたという指摘もあり、地区隊と派出所を並行する方向に治安政策が転換された。

 鐘路警察署は、光化門広場の新設を受け、同所の治安を強化するため派出所を新たに設けている。同署関係者によると、世宗路交差点の「光化門交通センター」を移転させ、ここに「世宗路派出所」を置く計画だ。江南署も繁華街の狎鴎亭洞で、漢陽治安センターを派出所に変え運営するほか、盧原、城北警察署も治安センターの派出所変更や新設を進めている。

 ソウル警察庁関係者は、派出所と地区隊システムに対する住民の満足度などを調べ、今後、派出所を拡大するかどうか検討すると話している。

 ただ、こうした動きについて現場の警察官の間からは不満の声も聞こえている。ある警察官は「ただでさえ地区隊の人員が少なく業務負担が多いなかで交番を新設すれば、勤務環境が一段と悪化するのは必至だ」と話した。

by yupukeccha | 2009-04-14 11:34 | アジア・大洋州  

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