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バブルの塔WTC、2次破綻へ 三セク処理で全国初

3月26日13時9分配信 産経新聞

 大阪市の第三セクター「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)は26日、大阪地裁に会社更生法の適用を申請する。申請後、同社の資産は裁判所が選任する更生管財人に委ねられ、更生計画が立てられる。同社が所有する55階建てのオフィスビルは、新たな購入先を探すことになるが、民間の買い手が見つからなければ、市が買い取りを検討することになっている。ビルへの大阪府庁舎の移転条例案が府議会で否決され、最大株主の大阪市は早急な対処が必要と判断した。

 同社は平成元年に設立。約1200億円かけたビルは7年にオープンしたが、バブル崩壊や周辺開発の遅れなどでテナントが埋まらず、市部局を入居させるなどしたものの、当初から経営難に陥った。16年には、40年間かけて金融機関に借金を返済する特定調停が成立。金融機関に一部の債権を放棄してもらう代わりに、残った債権については、市が損失保証することになっており、今回の破綻処理で市は500億円前後の新たな負担が必要になる見込み。三セクでは全国初の2次破綻になる。

by yupukeccha | 2009-03-26 13:09 | 行政・公務員  

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