共・社が二階経産相追及=政権との対決姿勢アピール-予算委
2009/03/06-22:16 時事通信6日の参院予算委員会で共産、社民両党は、自民党二階派が西松建設OBの政治団体からパーティー券を購入してもらった問題を取り上げ、同派会長を務める二階俊博経済産業相を追及した。両党はいずれも、企業献金の全面禁止を主張している。小沢一郎民主党代表の秘書逮捕で追及の矛先が鈍りがちな同党とは対照的に、麻生政権への対決姿勢を示して存在感をアピールした。
共産党の小池晃政策委員長は、同団体が購入した二階派のパーティー券838万円について「実際には西松建設が購入したのではなかったのか」とただした。
これに対し、二階氏は「個々の寄付がどういう形で納められたか、いちいち承知しているわけではない」などと答弁。しかし、小池氏は納得せずに「どういう性格の資金か分からず受け取るのか。そんな説明は通用しない」と声を張り上げ、同社に絡む政治資金の実態を解明するため、集中審議を開催するよう要求した。
社民党の福島瑞穂党首も「(同団体が)西松建設のダミーだと分からなかったのは不可解だ」と迫ったが、二階氏は「関係者に聞いてみたい」などと繰り返すばかり。予算委での質疑を傍聴した自民党若手議員は「歯切れが悪い印象が残った」と語った。
もっとも、共産、社民両党ともに自民党だけをターゲットにしたわけではない。小池氏は質問の中で「民主党も自民党も自浄能力が問われている」と指摘。小沢氏が秘書逮捕後の4日に行った記者会見について、「納得できる説明ではなかった」と切り捨てた。福島氏も「小沢氏がさらに説明責任を果たすことを求めていく」と注文を付けた。
by yupukeccha | 2009-03-06 22:16 | 政治