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鋼材高騰 車業界の苦悩 鉄鋼業界とコスト増分「痛み分け」

2010年6月23日 朝日新聞

 鋼材価格が2年ぶりに値上げされることになった。中国の旺盛な需要を背景に、資源メジャーから鉄鉱石の値上げをのまされてきた鉄鋼業界は一息つく。ただ、鋼材を大量に使う自動車業界は、車の値段にコスト上昇分を簡単に上乗せできそうにない。(福山崇、西村宏治)

 「鉄鋼業界のコスト増は(2010年度で)ざっと2兆円」。日本鉄鋼連合の林田英治会長(JFEスチール社長)は22日の記者会見で、鉄鉱石や石炭など鋼材原料の高騰の影響を試算してみせた。

 英豪系資源メジャーのBHPビリトン、リオ・ティントと国内鉄鋼大手は今月、7~9月期の鉄鉱石価格を4~6月期より23㌫高い1㌧当たり約147㌦(約1万3千円)という過去最高値で合意。今春以降、日々の需給で変わるスポット市場価格につられる形で値上がりに転じた価格は、09年度の2.4倍となり、08年9月のリーマン・ショック前の水準を超えた。

 背景には成長を続ける中国の旺盛な需要があり、強気の資源大手に鉄鋼各社は押し切られる一方だ。

 鉄鋼業界はコスト増を「痛み分け」するよう自動車や電機メーカーなどに要請。業界の指標となる新日本製鉄とトヨタ自動車の鋼材価格交渉は今月、4~9月分は前年度から1㌧当たり2万円弱の値上げで決着した。値上げは2年ぶりで、過去最高だった08年度並みの価格に戻った。

 鋼材の買い手に一定の価格転嫁ができたのは、自動車や家電製品に使われる高級鋼の堅調な需要のため。国内は低調でもアジアで根強い需要がある一方、供給元は限られているため値上げを引き出せたという。資源高の原因が中国の需要ならば、鋼材値上げの根拠も中国需要というわけだ。

■価格に転嫁できず

 鉄鋼業界は鋼材の値上げで一息ついたが、鋼材を大量に使う自動車メーカーは業績回復の足下を引っ張られるおそれがある。乗用車1台に鋼材は約1㌧使われるとされ、1㌧2万円の値上げでは業界全体で1千億円以上コストが膨らむ計算だが、簡単に販売価格に転嫁できそうにないからだ。

 自動車大手幹部は「今の値段でさえそんなに売れているわけではない。値上げなんてとても考えられない」と話す。5月の新車販売台数(軽自動車を除く)は、世界同時不況の影響があった前年同月より3割増えたが「エコカー補助金の影響も大きい」(東京都内の自動車販売会社)。その補助金も9月末に終了し、反動減さえ懸念されている。

 各社は鋼材価格値上がりの影響を軽減するため、「軽量化や代わりの材料を使うことを考えていく」(スズキの鈴木修会長兼社長)といった手段に出ている。割安な外国製の鋼材を使う動きも広がる。生産を拡大させている中国やインドでも「鋼材の現地調達を増やしている」(ホンダ)というところがほとんどだ。
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by yupukeccha | 2010-06-23 06:00 | 経済・企業  

ブリキ価格が異常に高騰~食品業界はコスト削減で打撃

2009年04月29日 18:48 USFL.COM

 世界的な不況で食品や日用品の多くが値下がりしているが、缶詰商品では欠かせないブリキ(スズめっき鋼板)の価格は急騰している。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、他のコモディティ(商品)相場が軒並み値下がりしているにもかかわらず、ブリキが高騰していることには明確な理由がない。ブリキのスポット市場は存在せず、価格や卸売契約は通常、ブリキ板の製造業者と缶メーカーが行う年1回の交渉で決まる。

 ブリキ板は食品をはじめ、エアゾール・スプレーなど日用品の多くで使われている。原料である鋼鉄とスズの価格は大幅に落ち込んでいるが、ブリキ板の平均価格は今年、欧州で25~35%、北米でも15~20%に上ると予想されている。

 調査会社ハーバー・インテリジェンスによると、缶メーカーのブリキ板購入コストは今年、前年より50%以上上がる見込みだ。業界関係者によると、一部のブリキ板メーカーは今年、卸値を米国で60~75%、欧州で40%それぞれ値上げした。高品質のブリキ板だと2倍程度まで跳ね上がっているという。

 この影響が最も大きいのは、消費者の値下げ圧力にもさらされている食品パッケージ業界だ。食品メーカーは、フルーツからスープまでほぼ全ての缶詰をブリキに頼っている。ブリキに比べてガラスは壊れやすく、アルミニウムも製造やこん包の工程で耐性に欠けることが多い。

 このため食品大手ハインツは、ベイクド・ビーンズの缶詰販売で最大シェアを持つ英国で、ブリキ板の消費量を10%減らした缶を製造し始めた。これでブリキ消費量が年間1400トン減り、60万ドル以上のコスト節約につながるという。
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by yupukeccha | 2009-04-29 18:48 | 社会  

鉄スクラップ、国内消費 ピーク比半減

2009年3月18日0時0分 日刊産業新聞

国内の鉄スクラップ消費量が大幅に減少している。1月の転炉鋼、電炉鋼、鋳物用などの鉄スクラップ消費量は前月比23・5%減の222万4000トンとなり、直近のピーク(2008年10月)から約50%減少した。

 昨秋以降、普通鋼電炉をはじめとした国内鉄鋼メーカーは、製品需要の減退を背景に減産姿勢を維持している。当面、この状況が一転する兆候はなく、鉄スクラップの国内需要は引き続き低調に推移する見通しだ。
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by yupukeccha | 2009-03-18 00:00 | 経済・企業  

住友商事、韓国・釜山の支店を再開、南部の重工業地帯で事業拡大

2009年3月16日18時19分 nikkei BPnet

 住友商事は3月16日、アジア通貨危機後に閉鎖した韓国・釜山の支店を4月1日付けで再開すると発表した。韓国南部が世界有数の重工業の集積地として発展しているためで、同支店を通じて造船用鋼板や風力発電、原子力発電関連機材の事業を拡大する。

 住友商事は1994年に現地法人の韓国住友商事を設立し、当初はソウル本社と釜山支店の2店舗で営業していたが、1997年のアジア通貨危機後に韓国経済が低迷したこともあり、1999年に釜山支店を閉鎖していた。

 同社では釜山支店の再開により、韓国南部の企業群により密着してサービスの向上を図るとしている。また既存事業の拡大だけでなく金属、機械、インフラ、物流などの分野で新市場の開拓を目指す。
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by yupukeccha | 2009-03-16 18:19 | 経済・企業  

鉄スクラップ市況 3週連続で下落

2009年3月9日0時0分 日刊産業新聞

 東西鉄スクラップ市況が3週連続で下落した。国内電炉最大手の東京製鉄が先週6日から全工場トン当たり500―1000円の値下げを実施し、同日から国内電炉各社の値下げが広がっている。国内電炉・高炉メーカー各社の鉄スクラップ需要減に加えて、東アジア向け新規輸出価格の下落が影響した。
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by yupukeccha | 2009-03-09 00:00 | 経済・企業