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真相いまだ“闇の中” 金大中事件 警視庁、捜査を継続

8月19日7時56分配信 産経新聞

 18日に死去した韓国の金大中(キム・デジュン)元大統領が昭和48年、滞在中の東京都内のホテルから拉致された「金大中事件」について、警視庁公安部は現在も捜査を継続中だ。韓国の情報機関、国家情報院の「過去の事件真相究明委員会」は平成19年、「事件は当時の韓国中央情報部(KCIA)の組織的犯行だった」とする報告書を発表したが、犯行の詳細や動機はいまだに“謎”のままだ。

 昭和48年8月8日昼すぎ。東京都千代田区のホテル「グランドパレス」22階の一室で韓国の政治家と面談していた金氏は、廊下でいきなり現れた5、6人の男に拉致された。

 「ホテルで数人の男に麻酔薬のようなものをかがされた」「目隠しされたまま、車と船で韓国に連れていかれ、自宅近くで解放された」。事件から5日目の夜、金氏は突如として韓国・ソウル市内の自宅に姿をみせ、集まった報道陣を前に、こう語った。

 金氏は当時、韓国の民主化を訴え大統領選に出馬するなど野党の代表的政治家として知られていた。朴正煕(パク・チョンヒ)政権による戒厳令下の韓国を避け、海外で民主化運動を進めていた。

 公安部は現場に残された指紋から実行犯の一人が在日韓国大使館の金東雲(キム・ドンウン)1等書記官(当時)と割り出したが、韓国側は「外交特権」を理由に出頭を拒否。当時のKCIAの関与が指摘され、日本の世論は主権侵害として硬化した。韓国政府が金書記官の免職を決定、金鍾泌(キム・ジョンピル)首相(当時)が謝罪のため来日するなど、2度にわたる政治決着が図られた。

 金大中氏は、日韓両国で図られた政治決着を不服として、公安部の聴取を一貫して拒否してきた。平成5年、欧米視察の帰途、乗り継ぎで滞在した千葉県成田市内のホテルで初めて公安部の聴取に短時間だけ応じたが、進展はなかった。

 その後、金氏は大統領に上り詰めるが、自らが拉致事件の当事者であることなどを理由に真相究明にはあえて取り組まなかった。

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権になり、国家情報院の究明委は事件の調査に着手。金東雲書記官が事件への関与を認め、別の関係者も当時のKCIA部長から拉致の指示を受けたと証言したことから、韓国政府は犯行はKCIAによるものだったと結論づけたが、目的や誰がKCIA部長に命令を下したかについては未解明だ。

 金氏は報告書が発表された後、「朴元大統領が指示したのも、殺害目的だったのも明らかだ」「両国政府とも事件を明らかにする義務がある」などと訴えた。

 公安部は報告書発表を受けて、24年ぶりに再捜査を開始。だが関係者は全員国内におらず、事情聴取は難航しているのが実情だ。警察庁幹部は「亡くなられたことは大変残念だ。健在であれば今後も捜査協力を求めることもあり得た方だ。どのような状況になっても事実関係の解明を目指して捜査を継続する」と話している。

                   ◇

 ■十分聴取できず残念

 事件発生当時の警視庁公安部外事2課長で捜査を指揮した井上幸彦元警視総監の話

 「被害者から本格的に事情を聴くことができなかったことが残念でならず、歯がゆい。事の重大さから、警視庁の威信にかけて解決しなければならないという一心で捜査に当たった。現場の指紋捜査から、韓国大使館に所属する者が事件に関与したことを明らかにできたことは大きなポイントだった。そうでなければ、被害者が韓国の治安当局に話したとして伝えられたことがすべて事実となってしまい、真相は(韓国の関与も含め)完全に覆い尽くされるところだった」


拉致の真相語らぬまま…金氏死去で解明困難に
8月19日3時3分配信 読売新聞

b0161323_9343642.jpg 東京・九段での拉致事件、「光州事件」での死刑判決、そして大統領就任と、その後の南北融和……。韓国の発展に伴う激動の中で、波乱万丈の人生を送った金大中(キムデジュン)氏(85)が18日、ソウル市内の病院で亡くなった。

 「何とか真実を話してほしかった」。元警察幹部は、外交問題にまで発展した拉致事件の真相が解明されないまま、本人が死去するという現実に唇をかみ、長年の支援者は、知日派として日韓両国の友好に尽くした功績を惜しんでいた。〈本文記事1面〉

 「大変な事件になった」。1973年8月8日午後1時すぎ、金氏が東京・九段のホテルグランドパレスから拉致された直後、当時の警視庁外事2課長で、その後、警視総監を務めた井上幸彦さん(71)は、そう直感した。金氏は71年の大統領選で敗れた後、日本や米国で民主化運動を続け、当時の朴正煕(パクチョンヒ)政権を厳しく批判していた。

 井上さんが自ら関係者の事情聴取にあたるなど事実確認に走ると、韓国の情報機関・中央情報部(KCIA)の影が浮かび上がった。拉致現場からは、韓国大使館の1等書記官(当時)の指紋も検出された。

 しかし、1等書記官の事情聴取は韓国政府に拒否され、その後の捜査は頓挫する。警視庁が、金氏から事情聴取できたのは、93年10月、米国からの帰路に成田空港に立ち寄った際のわずか約1時間だけだった。

 実行犯とみられる1等書記官が国外に逃れたことから、公訴時効は停止しており、警視庁は捜査を継続しているとしているが、本人の死で真相解明はますます困難になった。

 「外交という大きな壁を前に、十分に事情聴取ができなかったことに歯がゆさが残った。大統領にまでなった金氏から最後まで真実を聞けなかったことは非常に残念」。井上さんは悔やしそうに語った。

 この事件の前の70年代前半、ソウルの自宅を訪ねたノンフィクション作家・佐藤早苗さん(75)は、優しい流暢(りゅうちょう)な日本語でインタビューに応じてくれた姿が忘れられない。金氏は「窓の外をのぞいてごらん」と自宅を監視する人間の存在を指摘しながら、「このままでは韓国は世界に置いていかれてしまう」と当時の軍事政権に反対する姿勢を強調したという。

 金氏は、80年5月の「光州事件」の首謀者として死刑判決も受けた。死刑執行の阻止を日本から訴え続けた東大名誉教授の和田春樹さん(71)は「穏やかな笑顔の向こうに、いつも何事にも屈しない意志の強さがにじんでいた」と人柄をしのんだ。

 金氏は大統領就任後、日本文化の開放を進め、2002年には日韓両国でサッカーのW杯を共催した。和田さんは「知日派の大統領でなければできなかったこと。功績と共に、未来志向の日韓関係とは何かを改めて考える必要があるのではないか」と話した。
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by yupukeccha | 2009-08-19 07:56 | アジア・大洋州  

金大中元大統領が死去=韓国

8月18日13時56分配信 時事通信

 【ソウル時事】韓国のソウル市内の病院によると、金大中元大統領(85)は18日午後1時43分に死去した。


韓国の金大中元大統領が死去
8月18日13時56分配信 産経新聞

 【ソウル=水沼啓子】韓国の金大中元大統領(85)が18日午後1時40分過ぎ、入院先のソウル市内の延世大付属セブランス病院で死去した。85歳だった。金大中氏は風邪で体調を崩し7月13日に入院。肺炎と診断され、一時は呼吸不全に陥り人工呼吸器を装着した。その後、気管の一部を切開する手術を受け、容体は持ち直したが、9日、再度病状が悪化していた。

 病院には家族のほか、民主党議員らが駆けつけた。

 金大中氏は2005年8月と9月にも肺炎の症状で入院。昨年7月にも検査入院し、かなり前から腎臓透析も受けていた。

 金大中氏は、韓国情報機関「韓国中央情報部」(KCIA)に東京で拉致された金大中事件(1973年)で世界に知られ、光州事件で死刑判決を受けた。4度目の挑戦で韓国大統領に就任(98~2003年)した。

 また、分断後初の南北首脳会談を実現した。南北交流の功績によってノーベル平和賞を受賞した。しかし、その裏では5億ドルに上る対北秘密送金があったとされる。軍事政権から民主化を経て近代国家への道を歩んだ韓国の一時代を象徴する政治家だった。

 金大中政権下では日本の文化開放が実施され、日韓の民間レベルの交流が一気に進むきっかけとなった。


大中元大統領、午後1時42分に逝去
8月18日13時59分配信 聯合ニュース

【ソウル18日聯合ニュース】金大中(キム・デジュン)大統領が18日午後1時42分に逝去した。

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by yupukeccha | 2009-08-18 13:51 | アジア・大洋州  

入院中の金大中氏、再び人工呼吸器装着

7月23日21時14分配信 読売新聞

 【ソウル=森千春】肺炎のためソウル市内で入院中の韓国の金大中(キムデジュン)元大統領(83)が23日朝、肺塞栓(そくせん)症を起こし、一般病室から集中治療室に移され、人工呼吸器を装着した。

 元大統領の秘書官によると、血圧、脈拍などの数値は改善しつつあるという。

 元大統領は今月13日、微熱などの症状で入院、肺炎と診断された。16日に集中治療室で呼吸不全に陥り、一時、人工呼吸器を装着したが、その後持ち直し、22日に一般病室に移っていた。
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by yupukeccha | 2009-07-23 21:14 | アジア・大洋州  

金大中氏、一時容体が悪化=人工呼吸器装着で安定-韓国

2009/07/16-17:11 時事通信

 【ソウル16日時事】肺炎で13日から入院していた韓国の金大中元大統領(83)は16日、一時的に呼吸不全に陥り、人工呼吸器を装着された。その後、血圧、体温などは正常値を取り戻し、入院先の延世大セブランス病院は「生命に危険はない」としている。

 同病院の発表によると、金元大統領は16日午前2時ごろ、呼吸が困難になり、酸素飽和度(正常値90%以上)は86%に低下。同3時ごろに人工呼吸器を装着した後、安定した状態を維持している。病院は金元大統領が装着した人工呼吸器について「延命のためではなく治療のためだ」としている。
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by yupukeccha | 2009-07-16 17:11 | アジア・大洋州