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重慶で起きていること 新5・4運動

2009年12月24日 朝日新聞
外岡 秀俊(編集委員)

 習近平・国家副主席の来日で、中国の次世代指導層への関心が高まっている。先月には、次の最高指導部入りが有力な汪洋・広東省委書記が来日したばかりだ。

 汪氏の前任地は重慶市。その汪氏から職を引き継いだ人物の名前が、この夏から香港の新聞で盛んに取り上げられるようになった。

 薄煕来・重慶市党委書記(60)。重鎮だった故・薄一波副首相の三男で、大連市長や遼寧省長を歴任し、07年秋、商務相から重慶市のトップに就任した。

 メディアをにぎわすキーワードは「打黒」と「唱紅」だ。

 薄氏は6月から、暴力団を意味する「黒社会」の摘発を進め、元公安副局長を含む約3千人を検挙。この「打黒」キャンペーンで、暴力団と警察幹部の癒着を白日のもとにさらした。

 その一方で文革世代の薄氏は、昔の革命歌を指す「紅歌」を奨励し、各地で歌唱コンテストを開くなど、文化運動を始めた。毛沢東主席の文章などを集めた月刊「経典」という冊子を大量印刷し、市民に薦めているとも報道された。

 重慶で始まった「打黒」と「唱動」の結びつきを、「新5・4運動」と呼ぶメディアまで現れた。

 90年前、日本の21カ条要求に反発して起きた大規模な民衆運動の現代版という。香港の政治評論家、潘小濤氏(40)は話す。

 「中国各地で党幹部一族と、開発業者が結びつき、富を独占している。格差は広がる一方だ。薄氏は『打黒』で貧しい人々の不満を解消し、『唱紅』で現状に飽き足りない左派の信望を得て最高指導部入りをしたいのかもしれない」

 人口3200万人。重慶で何が起きているのか。現地を訪ねた。


 「霧都」の異名通り、重慶は先週も長江の川霧に包まれていた。

 「米国のジェファーソン、キング牧師の演説や、ホイットマンの詩も収録しています。いずれ、芭蕉の俳句も紹介したい」

 月刊「経典」を編集する西南大学文学院長の劉明華博士(52)は、そういって既刊12冊を並べた。新書判約80㌻の冊子には。「論語」や、杜甫の詩など古典の一節が多数引用されている。毛沢東は毎号登場するが、「語録」ではなく、漢詩1編ずつだ。

 「第1巻の初版は1万部でしたが、今では初版42万部。累計で500万部になりました」と、発行する重慶出版集団の陳興蕪・総編集はいう。1部6元の冊子は、「古今東西名言集」のポケット判といったところだ。

 「紅歌コンテスト」が開かれる市内の病院を訪ねた。派手なドレスを着た女性の司会で、中高年齢の15組が次々とマイクを握って熱唱した。いずれも退職者向け歌唱教室に通う人々で、子供や孫ら約200人が「おばあちゃん、がんばって」と声援を送る。雰囲気は懐メロのカラオケ大会に近い。

 「重慶晩報」の李偉記者(32)によると「新5・4運動」と名づけたのはネット上の投稿という。薄氏は就任以来、「安全な重慶」「緑豊かな重慶」など5大目標を掲げた。さらに「紅歌を歌う」「古典を読む」「故事を語る」「メールなどで名言を伝える」という四つの文化運動を提唱した。5大目標と四つの運動をもじり「新5・4運動」と名づけたらしい。

 「打黒や唱紅は、うわべの現象。本質は、中国が直面する課題への実験です」と話すのは、重慶社会科学院の李勇教授(52)だ。

 「今、重慶の人口の7割が農民、3割が都市住民です。中心部を大改造し、郊外に工場団地を造り、農民を都市に吸収する。2020年には7割が都市、3割が農村に住む社会を目標にしています」


 重慶は97年に四川省を離れ、中国第4の中央直轄市になった。下流の三峡ダムで長江の水位が上がり、沿岸の約100万人が移民になることを重視した措置だった。だが中央の支援が手厚い直轄市となった代わりに、市域が北海道ほどに広がり、多くの貧農を抱えた。

 農民と都市住民の所得格差は1対4で、全国平均の1対3.3より大きい。貧農対策が急務になっている中国の縮図といえる。

 重慶は00年に始まる「西部大開発」の拠点になったが、数年前まで低迷していた。07年に党に長江上流の経済センターにするよう指示し、目標は明確になった。党は同時に重慶を「都市と農村が協調し、ゆとりある社会を実現する」よう求めた。改革の使命を帯びて登場したのが薄氏だった。

 「打黒は国外からの投資を妨げる黒社会を排除するためだ。唱紅などの運動も、マージャンが娯楽の主流であるような社会を変え、健全な都市文化を育てる環境づくりだろう」と李教授はいう。

 昨秋の金融危機以来、中国では内需拡大が大きな課題となった。内陸部の受け皿拠点である重慶にとっては追い風だ。今年の市の成長率予測は14.5%。来年も15%を見込む。

 「打黒」や「唱紅」は先触れに過ぎない。急成長する重慶は、都市と農村の協調を実現できるのか。貧富の格差を是正できるのか。その実験は、中国という奔流の行方を占う指標になるだろう。
(ザ・コラム)

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by yupukeccha | 2009-12-24 06:00 | アジア・大洋州  

中国の「性」のテーマパーク、市当局の命令で撤去

5月18日16時40分配信 ロイター

b0161323_17573514.jpg [北京 18日 ロイター] 10月に重慶で開園する予定だった中国初の「性」のテーマパーク「ラブランド」が、市当局の命令で取り壊された。18日付の英字紙チャイナ・デーリーが報じた 

 それによると、市当局者らは同パークを「品がなく、浅はかで、人を誤った方向に導くもの」と激しく非難したという。

 インターネット上での論議を巻き起こしていた同パークでは、性の歴史や避妊具の使用方法についての展示が行われるほか、性的技巧に関するワークショップも開催される予定だった。
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by yupukeccha | 2009-05-18 16:40 | アジア・大洋州  

やっぱりNG! 中国「セックス」テーマパーク、即刻撤去命令

5月18日8時51分配信 産経新聞

 【上海=河崎真澄】中国重慶市はこのほど、市内で建設が進んでいる「セックス」を題材としたテーマパーク「性公園(ラブ・ランド)」の即刻撤去を命じた。15日付の英字紙チャイナ・デーリーが計画を報じたところ、「低俗すぎる」などとの批判が集中し、あわてて再調査に乗り出した市側が急遽(きゆうきよ)、処分を決めた。

 重慶晩報(電子版)によると、市当局は「性公園の内容は低俗かつ露骨で、社会に悪影響を及ぼす」と断定した。「性公園」は地場資本の美心集団が、「性に関する知識を科学的に伝える」などとして、10月のオープンに向けて準備を進めてきた。

 しかし中国紙の報道を受け、Tバックを着けた巨大な女性の下半身像の広告塔や、高さ約1メートルの男性生殖器模型などパークの“オブジェ”画像がインターネットで流れ出し、批判が強まっていた。市の命令を受けた美心集団は直ちに撤去作業に入って謝罪。今後は市当局と協力し新たなテーマパークを作り直すという。

 当初は「エイズ防止に役立つ」「中国人のタブーを打破する」と宣伝され、一部には「前衛的だ」との前向きな評価もあったが、まだまだ時代はそこまで進んではいなかったようだ。
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by yupukeccha | 2009-05-18 08:51 | アジア・大洋州  

テーマパーク「性公園」に物議=低俗か、前衛的か-中国重慶

2009/05/15-16:35 時事通信

 【北京15日時事】中国重慶市にセックスをテーマにした遊園地「性公園(ラブ・ランド)」が10月にオープンすることが明らかになり、地元だけでなく、インターネット上でも「低俗だ」「いや、前衛的だ」と物議をかもしている。

 15日の中国英字紙チャイナ・デーリーなどによると、同公園の責任者は「性教育はもちろん、大人が円満な性生活を楽しむことにも役立つ」と設立の趣旨を説明し、性に関する歴史やエイズ防止などの展示や活動を計画。今月初めのメーデーの休日に一部の施設を入場料5元(約70円)で試みに開いたところ、5000人の見物客でにぎわったという。

 丘の上にある同公園ゲートには、下着姿の女性の下半身をかたどった回転式の広告塔が登場。市政府精神文明弁公室は「公園内の景観に公序良俗に反するものがあれば、担当部局に改善を促す」としているが、ネット上では「性を学び、生活の質を向上させることは重要」と擁護する意見もある。
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by yupukeccha | 2009-05-15 16:35 | アジア・大洋州  

中国で1万人が病院に抗議 元軍人の治療拒否で

2009.5.14 21:58 産経新聞

 香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターによると、中国重慶市で13日、人民解放軍系の病院で治療を拒否された元軍人の男性が死亡したことをきっかけに、市民ら約1万人が病院に詰め掛け抗議、警官隊と衝突するなどして約10人が負傷した。

 男性は清掃作業中に建物から誤って落ちて負傷。家族に付き添われて病院に運ばれたが、家族の手持ちの金が足りず病院に治療を拒否された。

 男性は間もなく死亡し、家族が病院の前で抗議していたところ、多くの市民が集まった。家族は、男性が軍兵士として四川大地震の被災者救出にも当たったと訴えていたという。(共同)
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by yupukeccha | 2009-05-14 21:58 | アジア・大洋州