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「農業」数日でやめた元派遣 甘くない現実と甘い発想

2009年4月8日19時17分 J-CASTテレビウォッチ

100年に一度級の不況の影響で、国内でも派遣切りをはじめとして、数十万人規模の失業者が発生している。それでも、まったく求人、働き場所がないわけではない。とくに作業者の高齢化や後継者不足、休耕地問題に悩む地方では、自治体もあの手この手で人を集めて、「雇用の受け皿」になろうと目論んでいる。

そんなこんなで、いまは空前の就農(を検討する)ブームなんだそうだ。就農説明会などに足を運ぶ人が増え、農業への関心はたしかに高まってると見られる。だがしかし、実際に就農し、続けるとなると、なかなかむずかしい――。そんな実態を報告したのが今回の放送「『派遣切り』農業を目指す」だ。

高付加価値作物に注目

ある農家は、派遣切りにあった人を4人採用したが、全員が数日で辞めてしまったという。「なにしに来たんやという感じの子が何人もいた。やっとられんわという感じにはなりますね」(社長)

そこで実際に辞めた人に話を聞いてみると、想像以上に大変だったということらしい。雪が降る、凍えるような寒さのなかでの農作業。ぬかるみに足を取られるわ、以前の工場労働とは違い、時間がハッキリと決まってない、いつ終わるとも分からない。なんだかよく分からないことをやらされるストレス。慣れない仕事は体力的にもきつい。

本日のスタジオゲストで、テレビでも度々見かける金子勝・慶応大学経済学部教授(農業経済に注目して全国の農村を回っているそうだ)は「(人を)部品のパーツのようにあっちからこっちへ移す」というミスマッチ論的発想の非人間性を指摘する。

その一方で、就農する側もきちんとした農業への理解がなく、漠然と「牧歌的」なイメージを抱いて就農してしまったりしているのも問題だという。「そんなに甘くない」(金子)のである。農業に特有の能力があるし、時間の流れも違う。頭も使わなければいけない――。

で、成功している就農例を見ると、やはり付加価値の高い作物をつくっているところが多いそうだ。収入が比較的多く見込め、先の展望が明るそうなところに(優秀な)人材が集まる。結局、農業といっても、基本的な雇用の構造に特別なところはなく、他の業種と変わらなそうなのであった。

ボンド柳生

* NHKクローズアップ現代(2009年4月7日放送)
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by yupukeccha | 2009-04-08 19:17 | 社会  

バイオ燃料“グリーンガソリン”の販売開始へ 新潟

3月6日8時5分配信 産経新聞

 新潟県産の飼料米「北陸193号」から製造したバイオエタノールを3%混合した“グリーンガソリン”の販売が18日、JA全農新潟石油基地(聖籠町)供給エリア内にある新潟県内19カ所のJAスタンドでスタートする。コメ原料のバイオ燃料が大量に市販されるのはこれが国内で初めて。世界的にも初めてという。(石田征広)

 “グリーンガソリン”を販売するのは全国農業協同組合(全農)と関連企業、県内JA、県、関係市町でつくる「イネ原料バイオエタノール地域協議会」。水田の有効活用のため、平成19年度から農水省の補助を受け、コメ原料のバイオエタノールの製造と利用の実証実験に取り組んできた。

 減反作物として10アール当たり収量がコシヒカリより300キロ近くも多い「北陸193号」の栽培を始め、並行して総事業費16億円(農水省の2分の1補助)をかけてコープケミカル新潟工場(新潟市北区)内にバイオエタノール製造プラントの整備を進めてきた。

 20年に「北陸193号」の栽培面積が300ヘクタール、総収穫量が2356トン(10アール当たり収量781・2キロ)に達し、いずれも目標をクリア。昨年末に完成したバイオエタノール製造プラントも試運転を経て先月14日から稼働を始め、18日の販売開始にこぎ着けた。

 “グリーンガソリン”の愛称は協議会が昨年10月に実施したアンケートで、応募1550点のほぼ3割の圧倒的多数を占めたことから選ばれた。この愛称の頭文字の「GG」をかたどり良好な環境をイメージした配色にしたという専用ロゴも完成、レギュラーガソリンの価格で売り出す。

 実証実験はコメ1トン当たり445リットル、年間1000キロリットルのバイオエタノールを製造し、これを3%混合した“グリーンガソリン”を年間3万3000キロリットル販売するのが目標だ。協議会は「海外ではバイオエタノールを10%混合しており、3%の混合率は何ら問題はない」と説明する。

 製造プラントの稼働とともに、バイオエタノールの発酵残渣(はっこうざんさ)は飼料か肥料のどちらの原料に利用するかを検討する。もみ殻もバイオエタノールの製造段階の熱源に活用し、計画通りに製造に必要な熱量の90%程度をまかなえるかどうかを検証することになる。

 農水省の実証実験に対する補助は23年度まで。“グリーンガソリン”の存続のカギはコストだが、協議会は18日の販売開始を発表した記者会見で「コストについては差し控えたい」と言及を避けた。

 無理もない。存続には国の補助やバイオエタノールの混合義務付けなど制度面の支援が欠かせないとされているため。

 「北陸193号」の栽培農家に支給されるのは1キロ当たり20円、減反作物として10アール当たり3万円前後。収穫したコメは最寄りのJAに持ち込むだけで主食用米に比べ乾燥などの手間がかからず費用は削減できるものの「黒字とはいえない状況」という。

 国内初の“グリーンガソリン”は、課題を背負いながらも当面は新潟県内の19のJAスタンドだけで販売される。
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by yupukeccha | 2009-03-06 08:05 | 社会