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<裁判員裁判>「徴兵制のよう。制度なくせ」岐阜地裁

12月11日1時57分配信 毎日新聞

 岐阜地裁で行われた裁判員裁判で、裁判員を務めた会社経営の男性(60)が10日、被告に有罪判決を言い渡した後の記者会見で裁判員制度について「徴兵制のように個人の自由を奪うもので気分の良いものではない。(裁判員を経験した)今でも反対。一刻も早く制度がなくなればいい」と述べた。

 会見について男性は「出たくはなかったが、裁判員制度への反対を訴えるために出席した」と語り、裁判員に課される守秘義務についても「細かすぎて守る自信はない。(裁判は)自信があるプロがやるべきで、アマチュアを集めて、話してはいけないと言うのはおかしい」と批判した。会見では評議の中身などは話さなかった。

 男性が裁判員を務めたのは、強制わいせつ致傷などの罪に問われた岐阜市のとび職、徐康次被告(27)の裁判。岐阜地裁(田辺美保子裁判長)は徐被告に懲役3年(求刑・懲役4年)を言い渡した。

 一方、名古屋地裁岡崎支部では10日、裁判員を務めた会社員の男性(23)が強盗傷害などの罪に問われた被告に有罪判決を言い渡した後の会見で「(裁判の途中で)難しい話が出てくると頭がボーッとしてきて、意識がなかったこともある」と述べた。法廷が蒸し暑かったためといい、男性は「改善が必要」と指摘した。【三上剛輝、中村宰和】


「徴兵制のよう」 裁判員が不満 岐阜
2009年12月11日 朝日新聞

 「『徴兵制』のように呼びつけ、個人の自由を奪うのは反対」「いい経験をしたとは思えない」──。性犯罪を審理した岐阜地裁の裁判員裁判で、裁判員を務めた会社経営の男性(60)は10日、判決後の記者会見で制度への不満をぶつけた。

 守秘義務を守る自信について問われると、「全くない。故意にしゃべろうとは思わないが、酒を飲めば、ぽろっとしゃべってしまうかもしれない」と語った。「アマチュアを集め、帰りに『しゃべってはいけません』は、おかしい」とも。

 今回の裁判日程は、8日午後1時半の選任手続きに始まり、10日午後6時前の判決までの約2日半。「専門外のことでカンヅメにされる。非常に不条理。こんな遅い時間までおなかをすかせてやることではなかった」と憤った。(磯崎こず恵)
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by yupukeccha | 2009-12-11 01:57 | 司法  

「むかつくんです」 裁判員が性犯罪の被告を詰問、裁判長が制止 仙台

2009.11.19 13:08 産経新聞

 「むかつくんです」-。宮城県内の路上で女子高生(当時15)を乱暴し、手首骨折の重傷を負わせたとして、強姦致傷罪に問われた大崎市の無職、結城一彦被告(39)の裁判員裁判。仙台地裁(川本清巌裁判長)で19日に行われた公判の被告人質問で、男性裁判員が感情をむき出しに被告を問いつめ、裁判長に制止される一幕があった。

 裁判員の被告人質問では男性4人が質問。中年の男性裁判員が声を上げた。

 「この裁判は長いと感じる?」。結城被告はか細い声で「長いです」と答えた。続けて男性が「裁判が面倒くさいと思わないか」と訪ねると、結城被告は「自分でやったことだから仕方ない」。さらに男性は声のトーンを上げて「俺的にはやばいとか、(捕まって)運が悪いとか感じる。そうは思わなかったの?」。結城被告は「そうは思わなかったです」と答えた。

 厳しい目で結城被告をにらみながら男性は「二度と繰り返さない気持ちはあるか」と問いかけ、「(その気持ちは)どれくらいか」と続けると、うつむいていた結城被告は30秒ほど沈黙した。

 ここで男性が「即答できない…。昨日から『反省します』とか当たり前の答えしか返ってこない。被害者に対して反省とかこれからですよね。(被告が女性の首を絞めたかどうかの争点について)両手だった片手だったかは関係ない。あなたはむかつくんです」とまくし立てるように非難した。これに対して川本裁判長は苦笑いで「その辺で」と制止すると、男性は「わかりました、すいません」と言って質問を止めた。

 起訴状などによると結城被告は昨年10月2日、自転車に乗った女子高生の自転車の前かごをつかんで転倒させ、カッターナイフを首に突きつけたり、首を手で締めて「死ぬか」などと脅迫。女性を乱暴し、右手首骨折の重傷を負わせたとしている。


被告に「むかつくんですよ」=強姦事件、裁判員が詰問-仙台地裁
2009/11/19-13:40 時事通信

 仙台地裁で開かれている強姦(ごうかん)致傷事件の裁判員裁判で19日、裁判員が被告人質問で「むかつくんですよ」と語気を強め、裁判長が止めに入る場面があった。

 裁判員は被告人質問でまず、結城一彦被告(39)に「二度と繰り返さないのか」と質問。同被告が「はい」と言うと、「どのくらいですか」と畳み掛けた。

 同被告が答えられずにいると、裁判員は「即答できませんか」と再度尋ねた上で、「聞いていると当たり前の答えしか返ってこない」「(暴行の際に首を絞めたのは)両手とか片手とか関係ない。むかつくんですよ」と語気を強めた。

 川本清巌裁判長が「そのあたりで」と止めに入り、裁判員からの質問は終了した。

 同被告は2008年10月、宮城県内で、女子高生に暴行したとして強姦致傷罪で起訴された。
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by yupukeccha | 2009-11-19 13:08 | 司法  

「聖職者、裁判員辞退を」 カトリックの団体、司祭に要請へ

2009年6月18日14時01分 日本経済新聞

 日本カトリック司教協議会とカトリック中央協議会は18日、5月に施行された裁判員制度について、聖職者に裁判員を辞退するよう促す方針を明らかにした。

 司祭の裁判員就任をめぐり、2月の勉強会で「聖職者は国家権力の行使に当たる公務に就いてはいけない」という教会法の規定に抵触すると指摘があり、対応を検討。各地域の司祭代表者による「司教総会」が15日から東京都内で開かれ、協議していた。

 一方、信徒が裁判員に選ばれた場合、心の負担を軽くしようと「重大な判決にかかわっても裁判員と裁判官、みんなの判断。あなたの責任ではありません」との内容のメッセージも発表する予定だ。カトリック中央協議会は国内に約45万人の信徒を抱えている。〔共同〕
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by yupukeccha | 2009-06-18 14:01 | 社会  

さいたま地検検事を逮捕=埼京線車内で女性触る-容疑認め謝罪、釈放・警視庁

2009/05/14-22:38 時事通信

 JR埼京線電車内で痴漢行為をしたとして、警視庁板橋署は14日、東京都迷惑防止条例違反容疑で、さいたま地検刑事部の松井正広検事(46)=さいたま市北区=を現行犯逮捕した。同署によると、松井検事は「間違いない。女性には申し訳ないことをした」と容疑を認め、同日夕に釈放されたという。

 逮捕容疑は同日午前9時半ごろ、JR板橋駅に停車中の上り電車内で、女子大生(20)の尻を触った疑い。

 同署や地検によると、車内は乗客で混み合っており、同検事はドア付近に立ち、スカートの上から触った。女子大生が腕をつかんで電車から降ろし、駅員に引き渡した。女子大生と面識はなかった。

 同検事は連休中に出勤した振替休日を取り、東京・新宿に1人で買い物へ向かっていた。酒は飲んでおらず、「自分も痴漢を調べたことがあり、被害者の気持ちが分かる」と話したという。
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by yupukeccha | 2009-05-14 22:38 | 司法  

死刑の是非、「悩む力」も必要

2009年3月19日 朝日新聞 
川畑千明 明治大法学部4年

 犯罪の被害者らが刑事裁判に参加する新制度の導入に続き、一般市民の裁判員制度が5月から始まる。殺人罪など重大犯罪について有罪か無罪か、有罪なら、その量刑判断も問われる。

 そこで、私たち明治大法学部の犯罪学ゼミ(指導・山本聡教授)はこの1年、「死刑制度の意義と被害者感情」について学び、議論してきた。テキストとして、07年度の文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した話題作「モリのアサガオ」(郷田マモラ著)を使った。

 この作品は、拘置所に配属された新米刑務官が死刑囚と接する中で、死刑の矛盾に悩むというストーリーの漫画(全7巻)だ。主人公は、無反省な死刑囚に憤り、死刑の必要性を確信するが、改心した死刑囚を殺すのは正しいのかと思い悩む。最終巻では、死刑があるからこそ極悪人も人間らしさを取り戻し反省するのだとして、死刑を必要な制度と結論づけている。

 主人公の刑務官は「心の底から反省した上で死刑に処せられなければ意味がない」と語る。これこそが死刑に内在する矛盾を表す言葉だと思う。

 主人公と同世代の死刑囚は、高校時代に両親を殺され、自分の将来を奪った犯人に復讐を果たす。だがその後、罪の意識にさいなまれ、自分は死刑になるのが当然と悟る。しかし、死刑を逃れたいという正直な気持ちにも気づき、苦悩を深める。激しい自問自答の末、裁判官に自ら死刑を求め、控訴せずに刑に服する決意をする。

 このような犯人なら、被害者遺族らの苦しみは少なからず軽減されるかもしれない。しかし現実の裁判では、被告の事情や反省・謝罪の程度などが酌量要件として量刑判断の材料になるが、「ならば、そもそも殺人などしなければよかったではないか」という単純な問いかけの前には、どんな理由も沈黙せざるをえない。だから、被害者遺族が犯人側の身内や将来のことまで考えて心を痛めなければならないのは筋違いであり、遺族の前でそれらをほのめかすこと自体が被害者遺族にとってさらなる被害をもたらすという主張は十分理解できる。

 人の命が尊いのは、その命がたった一つのかけがえのないものだからである。それは犯人も同じではないかと訴え、愛する人の命を奪われたが、犯人の死刑を求めないことで憎しみの呪縛から解放されるという考え方にも一理あるとは思う。

 どちらにしろ、何らかの「解決」はもたらされるとしても、愛する人の喪失という事実を被害者遺族がいつまでも背負っていかざるを得ない現実は残り、話を堂々巡りへと導く。

 死刑は、命を奪われた遺族にとっての復讐とみなされているが、結果としてほとんど何も解決されてくれないばかりか、かえって人々の心に罪悪感(人の死を望む自分を見つける)を生む構造となっていると思う。

 各種世論調査などによると、多くの人が裁判員に選ばれたくないという。その背景には、こうした堂々巡りの判断者になりたくないという気持ちがあるからではないだろうか。

 ゼミでの議論を通し、制度としての死刑を議論することはできても、死刑そのものを論ずることは難しいことだと感じた。私たちゼミ仲間15人は今春、大学を巣立つ。法律を学んできた者として、感情の問題は排除すべきだという法常識と同時に、裁判員制度が始まる現実と向かい合う中で、「悩む力」もつけなくてはならないと思う。
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by yupukeccha | 2009-03-19 06:00 | 司法  

“官僚裁判官”は腐りきっている…非常識!トンデモ判決

裁判員制度“歓迎”の真意
2009年3月16日17時21分 ZAKZAK

 山口県光市の母子殺人事件を取り上げた著書「なぜ君は絶望と闘えたのか-本村洋の3300日」がベストセラーとなったフリージャーナリストの門田隆将氏が、5月から始まる裁判員制度を“歓迎”する新著を出した。裁判員制度については時期尚早など批判的な論調が多いが、門田氏は「新制度は官僚裁判官を“神様”の座から引きずり降ろす最後の手段」と語る。その真意を聞いた。

 「裁判員制度が多くの問題を抱えているのは事実ですが、それでも導入するべき。それほど現行の“官僚裁判官”は腐りきっている。判決のほとんどは、自身の人事評価と前例主義、相場主義に支配されている。だからこそ、常識では考えられないトンデモ判決がまかり通ってしまうのです」

 門田氏は15日に発売した新刊「激突!裁判員制度」(WAC出版)でも、裁判員制度に異議を唱える共著者の元裁判官、井上薫氏と激論。裁判員制度導入は不可避との持論を展開している。

 週刊誌記者時代から裁判官のさまざまな問題を精力的に取材してきた門田氏は、1999年4月に起きた光市母子殺人事件の発生当初から被害者の本村氏に密着。本村氏が司法の厚い壁に挑み続けて死刑判決を勝ち取った日々を記録した「なぜ君は-」は10万部を超えるベストセラーとなった。そうした取材の中から浮かび上がってきたのは、保身まみれの裁判官の姿だという。

 「裁判における上訴の大半は被告人によるものですが、上訴は担当裁判官の人事評価にとってマイナスになる場合がある。“上訴率”を下げたい一心で被告に甘い判決を下したり、かりに上訴されて判決が覆されたとしても責任を問われないように前例などを重視する裁判官が多いのです」

 裁判員制度に対しては、「法律の素人に正確な事実認定などできない」といった批判があるが、門田氏は「官僚裁判官のほうがもっとひどい。それを実証したのが高知であり、福岡であり、江東だ」と語る。

 2006年3月、高知県で白バイ隊員がスクールバスに激突して死亡した。原因は隊員の過失によるものだったが、高知県警がバス運転手を訴えた裁判では、原告に有利な同僚隊員の証言しか採用されず、バス運転手の業務上過失致死罪が確定した。同年8月、福岡で飲酒運転による追突で3人の乳幼児が死亡した事故でも、複数の証言があるにもかかわらず被告の「酩酊」を否認、危険運転致死傷罪を回避した。

 「今年2月の東京・江東区の『神隠し殺人』に至っては、『殺害方法は冷酷だが、残虐極まりないとはいえない』という理解不可能な前例主義が復活した。本村氏が開けた風穴が再び閉ざされてしまったのです」

 そのうえで門田氏は、「正しい量刑を得るためには、世間の常識から隔離された官僚裁判官の世界に、豊富な人生経験と社会常識を持つ民間人が切り込むしかない」と語るのだ。
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by yupukeccha | 2009-03-16 23:12 | 司法