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浸透圧発電 ノルウェーで開始 「世界初」 水の塩分濃度差を利用

2009年12月1日 朝日新聞

 ノルウェーの電力会社スタットクラフト社は11月24日、再生可能エネルギーの一つとして注目される浸透圧発電所をオスロ近郊の町トフテで始めた。実用化に向けた発電は「世界初」だという。

 浸透圧発電は塩水と淡水の塩分濃度の差を使う。塩水と淡水をセロハンのような半透膜を隔てて接触させると淡水が塩水側に取り込まれ、圧力が高くなった塩水の流れでタービンが回って発電する仕組み。風力や太陽光と違って変動が少ないのが特徴だ。

 海岸沿いのパルプ工場に建設された発電所の出力は、家庭用太陽光発電装置とほぼ同じ2~4㌔ワットと小さい。現在の半透膜の効率が悪く、延べ2千平方㍍以上も必要なことや、半透膜を傷めないよう水中の異物を取り除くときにエネルギーを消費する課題もある。

 それでも同社は「浸透圧発電は、欧州連合(EU)全体の発電量の半分に匹敵する電力を世界で供給できる可能性がある」としており、AFP通信によると同社は、2016年に家庭1万世帯をまかなう能力のある2万5千㌔ワット級の商業施設の建設を始める方針だ。(ワシントン=勝田敏彦)
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by yupukeccha | 2009-12-01 06:00 | ヨーロッパ