タグ:畜産 ( 7 ) タグの人気記事

 

<口蹄疫>ワクチンごめんね 現実をブログで  横峯さくらさんから激励も

6月11日7時40分配信 毎日新聞

 宮崎県の口蹄疫(こうていえき)被害と闘う川南町の酪農家、弥永睦雄さん(48)が、現状を知ってもらおうと書き込みを始めたブログが、1日平均約3万件のアクセスを集める人気を呼んでいる。「下手な文章だけど、今私たちに何が起こっているのかを伝えたい」と日々の奮闘を写真付きで紹介する弥永さん。ブログには「頑張れ」と多くのコメントが寄せられている。【川上珠実】

 乳牛など39頭を飼育している弥永さんは、06年3月にブログを始めた。ブログ名は自分の名前「睦雄」から取って「川南町のムッチー牧場だよ~ん」。これまで町の情報などを発信していたが、4月29日に口蹄疫について初めて書き込んだ。「これ以上、被害を増やしたくない。車の消毒を徹底して下さい」。やがてアクセス数が急増。4年間の総アクセス数約220万件のうち約90万件が、この1カ月に集中した。

 畜舎が移動制限圏内(発生地から10キロ内)にあり、弥永さんは殺処分前提のワクチン接種を受け入れざるを得なかった。5月25日、接種を受けた日のブログにこう書いた。

 <私がいるから安心して注射を受け入れてた感じがしました。でも、私は、心の中で、ごめんね…ごめんね…って39回叫びました…>

 20歳の時に畜産業を継いだ弥永さんは「牛を見て育った。牛が好きだから自分も養っていこうと決めた」という。国への怒りも率直につづる。「ワクチン接種って簡単に言わないで下さい」

 反響は大きかった。搾乳した牛乳を産廃業者のバキュームカーが回収した時のつらさを「たまらなく切ないです。どうか夢であってほしい」(5月27日)と書いた時には「宮崎、頑張れ!」「家畜のためにもくじけないで」など257件のコメントが寄せられた。

 賞金を寄付するなど宮崎への支援を続けている女子プロゴルファーの横峯さくらさんからは激励の電話が来た。「牛さんと豚さん色のしゅりけんを作りました。これで口蹄疫をたおしてください」。県外に住む9歳の女の子から、こんな微笑ましい手紙も届いた。

 5月31日、2頭に感染疑いが出た。39頭は10日にも処分される。「酪農が再開できる日までブログを続けたい。何年かかるかわからないけど、応援してくれた人たちにうちの牛乳を飲んでほしい」と弥永さん。
[PR]

by yupukeccha | 2010-06-11 07:40 | 社会  

止まらぬ感染拡大、10年前の成功で油断

6月11日3時5分配信 読売新聞

 宮崎県で口蹄疫(こうていえき)の感染拡大が止まらない。10日には日本トップクラスの畜産基地、都城市で感染が確認されたほか、日向市や宮崎市でも新たな感染の疑いが浮上した。戦後最大の家畜被害を生んだ背景には何があるのか。

 畜舎の床一面に剥(は)がれた豚の爪が無数に散らばっていた。蹄(ひづめ)を傷めた親豚が何度も立とうとしては崩れ、横には息絶えた子豚たちが折り重なっている。

 「こんな状態で生かしておいてもつらいだけ。いっそ早く殺してやりたいが、埋める場所もなく身動きがとれない」。宮崎県川南(かわみなみ)町で30年以上養豚業を営む男性(52)は涙ぐんだ。

 止まらない被害を前に、男性は「これほど広がるなんて。これは人災ではないのか」と憤った。

        ◆

 「これじゃ無理だ。感染は防げない」

 同県都農町で感染第1例が発表された4月20日。都農町から川南町、宮崎市と県東部を縦断する国道10号を眺めながら、宮崎市の畜産業、尾崎宗春さん(50)は焦った。消毒ポイントは設けられているものの、消毒するのは畜産農家の車ばかり。一般車両は素通りしていた。尾崎さんの危惧(きぐ)通り、感染はその後、10号沿線に広がっていく。

 10年前の2000年3月、宮崎県は国内では92年ぶりとなる口蹄疫に見舞われた。この時は封じ込めに成功し、殺処分は3農家35頭にとどまっている。尾崎さんは「当時の方が対応が迅速で徹底していたような気がする」と振り返る。

 発生初日に設置した通行車両の消毒ポイントは、10年前は13か所だったが、今回は4か所。前回は、家畜の移動制限区域を20キロ圏内、搬出制限区域を50キロ圏に設定したが、今回はそれぞれ10キロ圏内、20キロ圏と大幅に縮小した。

 危機意識の薄さも目立った。感染が分かった4月下旬には、感染の飛び火を恐れ、県内外では様々なイベントの自粛が始まった。こうした動きに、県の渡辺亮一商工観光労働部長は4月28日の対策本部会議の席上、「ちょっと過剰な反応なのかな、とも思います」と語っていた。県が非常事態宣言で県民に活動の自粛を求めるのは、それから3週間も後のことだ。

        ◆

 蔓延(まんえん)の背景には、埋却地や人手不足による処理の遅れもある。

 赤松前農相は6月1日の記者会見で、「(県に要請して)今週中には、感染した牛や豚の殺処分を終えたい」と、早期処理を明言した。ところが実際には、川南町周辺などで感染したとされて殺処分対象になった約19万頭のうち、殺処分も埋却もされていない家畜は6月9日時点で3万1820頭も残っている。

 このうち約1万7000頭は豚だ。豚はウイルスを体内で増殖させやすく、牛の100~1000倍も拡散させやすいとされており、「いわばウイルスの火薬庫を放置している状態」(農水省幹部)だ。蔓延の原因について、農水省や県は「今回のウイルスの感染力が10年前に比べて格段に強かったこと」と説明する。だが、口蹄疫問題の対策などを決めてきた同省の牛豚等疾病小委員会の委員は明かした。「甘かった。10年前はうまくいったという自信が、失敗の始まりだった」(東京社会部 十時武士、畑武尊、西部社会部 本部洋介)
[PR]

by yupukeccha | 2010-06-11 03:05 | 社会  

「和牛に異常」と届け出、広島 口蹄疫検査を実施

2010年6月7日 14時02分 共同通信

 広島県は7日、同県庄原市で鼻の周囲にただれなどの症状がある牛1頭が見つかったと発表した。同県はよだれや水疱は見られず「口蹄疫発症の可能性は低い」としているが、感染の可能性もあるとして検体を動物衛生研究所(東京)に送り、同研究所がPCR検査をしている。同県によると、6日夜に獣医師から届け出があった。ほかの同居する牛に異常はなく、移動の自粛や消石灰をまくなどの措置を講じている。


【口蹄疫】広島県「可能性低い」が1頭を届け出、検査 水疱なし
2010.6.7 14:20
 広島県は7日、同県庄原市で鼻の周囲にただれなどの症状がある牛1頭が見つかったと発表した。同県はよだれや水疱は見られず「口蹄(こうてい)疫発症の可能性は低い」としているが、感染の可能性もあるとして検体を動物衛生研究所(東京)に送り、同研究所がPCR検査をしている。

 同県によると、6日夜に獣医師から届け出があった。ほかの同居する牛に異常はなく、移動の自粛や消石灰をまくなどの措置を講じている。
[PR]

by yupukeccha | 2010-06-07 14:02 | 社会  

「WAGYU」ピンチ 口蹄疫のあおりで輸出の大半停止

2010年6月2日0時3分 朝日新聞

b0161323_17591536.jpg 海外で人気の高い霜降り牛肉「WAGYU(和牛)」がピンチを迎えている。家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)が宮崎県で広がったことで日本が「汚染国」と認定され、大半の輸出が停止しているためだ。官民あげて海外での普及に力を入れて知名度もあがってきた矢先だけに、関係者の落胆は大きい。 「せっかく築いた和牛の評判が失われなければいいが……」。和牛の輸出量が国内で最も多いとされる鹿児島県の、食肉卸会社・南九州畜産興業の担当者は不安を隠さない。脂身である「サシ」が多い和牛は、赤身が多く硬い海外の牛肉に比べ、軟らかく甘みが残るのが特徴。

 政府は2007年度から和牛を輸出農産物の重点品目に指定し、海外の公館などで試食会を展開してきた。JA全農も各国の百貨店で「WAGYU」の名前を掲げたフェアを行うなどPRに努めてきた。官民の活動が奏功し、06年度には99トンだった輸出量は09年度は7倍近くの676トンまで急増。輸入量に比べれば0.1%程度だが、輸出国はアジアや中近東など17カ国・地域に広がった。

 同じ品質の牛肉の小売価格を比べると、日本で100グラムあたり1200円程度のものが、カナダや香港では3500円前後、シンガポールでは2400円前後もする。高価だが、富裕層を中心に人気が高いという。

 だが、口蹄疫感染が確認された4月20日を機に、日本からの牛肉輸出はほぼ全面的にストップ。動物衛生などに関する基準を定めている国際獣疫事務局(OIE)が、日本を「清浄国」から「汚染国」に格下げしたためだ。

 香港は4月末から、マカオは5月上旬から、感染地区から半径20キロ圏外の牛に限って輸入を再開したものの、ベトナムや米国、マレーシア、アラブ首長国連邦など和牛の主要な輸入国は門戸を閉ざしている。

 OIE基準で「清浄国」に復帰するには、豚などを含めた感染家畜とワクチン接種した家畜をすべて殺処分するとともに、その後3カ月間、感染の再発生が確認されないことが条件になっており、輸出の早期再開は容易ではない。

 00年に日本で口蹄疫が発生した際の殺処分対象は740頭だったが、輸出再開までには約半年かかった。今回の殺処分対象は5月31日時点で約29万頭。さらに増える可能性も高く、畜産関係者は「たとえ条件はクリアできても、衛生環境を見極めるまでは、輸入の再開はためらう国が多いだろう」と、早期再開に悲観的だ。

 輸出できない牛肉は日本国内での販売に回るとみられる。だが、個人消費の低迷を受け、最高級の枝肉の卸売価格は金融危機前に1キロ2500円前後だったのが、いまは2千円を割り込むこともあるという。ブランド牛の「冬の時代」が長引きそうだ。(本田靖明)
[PR]

by yupukeccha | 2010-06-02 00:03 | 社会  

食肉処理可能は22%、3か月必要…宮崎県試算

5月28日19時24分配信 読売新聞

 宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、発生地から半径10~20キロ圏の「搬出制限区域」の家畜を早期出荷する対策について、県は28日の県議会全員協議会で、食肉処理できるのは、同区域の全家畜の22%に当たる約7700頭で、処理には約3か月かかるとの試算を明らかにした。

 早期出荷対象の家畜は10市町の3万3568頭(牛1万8256頭、豚1万5312頭)。

 1週間以内に食肉加工して出荷することで「家畜の空白地帯」を作る狙いだったが、加工場不足などで対策が進んでいなかった。子牛や子豚は食肉にならない規格外として処理するという。
[PR]

by yupukeccha | 2010-05-28 19:24 | 社会  

口蹄疫ウイルスどこから侵入 同型確認の韓国、中国から?

2010年05月24日19時15分 J-CASTニュース

宮崎県で感染が拡大している口蹄疫の問題で、県内でのワクチン接種作業が本格化している。そんな中でも、未だ明らかにならないのが、その感染径路だ。宮崎県で確認されたウイルスは、韓国や中国で発生したのと同じ「O型」と呼ばれる種類のものだとは分かっているものの、それがどのようにして感染したかまでは明らかになっていない。一方、お隣韓国では、かなり径路が絞り込まれている様子だ。

宮崎県は、実は2000年3月にも口蹄疫の被害を受けている。92年ぶりの発生だったが、早急な対応が奏功し、被害を受けた農家は3軒、殺処分された牛も35頭にとどまった。

韓国のウイルスとは98.6%遺伝情報が一致

一般的に、口蹄疫ウイルスの感染経路は(1)直接接触や咳を介して、動物から動物に感染(2)感染した動物と接触した人間がウイルスを運んで感染(3)ウイルス感染した動物の糞尿と接触した器具を介して感染、の3つがあるとされる。

このときの感染経路は(3)が有力だとされており、00年9月1日に、農水省は感染源について「他の要因に比べて中国産麦わらの可能性が最も高い」と発表しているが、結局は感染経路を特定するに至っていない。これをきっかけに、飼料用わらは輸入から国産への転換が進んでいる。

この時「わら」が感染径路として疑われた根拠のひとつが、「ウイルスの遺伝子を分析した結果、東アジアで流行したものと同じ型のものだった」というものだが、今回の口蹄疫についても、この構図は同じだ。

5月2日の農水省の発表では、宮崎で確認されたウイルスはO型のウイルスであることが判明し、「O/JPN/2010」と名付けられた。さらに、このウイルスの遺伝情報は、10年2月に香港で採取されたウイルスのものと99.2%、韓国のウイルスとは98.6%一致していることがわかっている。

このO型のウイルスは、10年2月に広東省で発生。それ以降、香港を含む周辺地域で、相次いで確認されている。

韓国でも、2010年1月に北西部の京畿道(キョンギド)の農家でA型ウイルスが確認され、A型が終息した直後の10年4月には、ソウル近郊の江華島(カンファド)でO型が発見されている。

現地の報道を見る限りでは、韓国では、A型についてもO型についても、かなり感染経路が絞り込まれている様子だ。

東亜日報や中央日報が、国立獣医科学検疫院による調査結果を詳しく伝えている。10年1月のA型のケースでは、北東アジア、具体的には中国かモンゴルから韓国に出稼ぎに来た労働者が韓国にウイルスを持ち込んだとみられている。労働者は09年10月に韓国に入国したが、09年11月に母国から仕送りとして送られてきた服や靴にウイルスが付着していた疑いがあるという。

中国旅行した農場のオーナーが感染源

今回問題化しているO型の感染経路は、もっと単純だ。感染源の可能性が高いのが、感染が起こった農場のオーナーだ。(1)オーナーは3月8日から13日にかけて中国に旅行し、帰国後消毒せずに農場に入った(2)その時期、旅行先では感染が多発していた、というのがその理由だ。韓国の農場で発見されたウイルスの遺伝子情報は、旅行先の中国のものと99.06%が一致したという。さらに、飼料の輸送や、人工授精技術者と地元農家との会合を行ったことが原因で、ウイルスが周辺の金浦市、忠州市、青陽郡、忠清北道などの自治体に広がった可能性も指摘されている。

日本国内に話を戻すと、感染径路の解明は、決して政府にとっては「最優先」ということではない様子だ。赤松大臣の発言の中で、感染源解明について触れているのは、5月18日の会見での

「感染源がどうだったのか、感染経路がどうなのか、専門家の方にきちっと出していただいて、それなりの答えを出していきたい」
という発言が最後だ。
[PR]

by yupukeccha | 2010-05-24 19:15 | 社会  

「ネズミ・ハエなど口蹄疫拡散に関与か」農水省専門家委

2010年5月18日21時11分 朝日新聞

 口蹄疫の感染拡大防止策を検討するために農林水産省が設置した家畜の専門家らによる委員会は18日、「ネズミやハエなど野生動物による拡散も考えられる」として、動物による拡散の防止策も徹底すべきだとの考えを示した。

 同委員会はこれまで、感染拡大のルートについて、「人や車両による伝播(でんぱ)が否定できない」との立場で、これに沿って消毒などの防疫措置がとられてきた。

 しかし、記者会見した元家畜衛生試験場長の寺門誠致(のぶゆき)委員長代理によると、18日の委員会では「今もウイルスの汚染濃度が高まっている」「感染の拡大が抑え込めない」といった点から、感染拡大の理由について、小動物によるウイルスの拡散に言及した。

 また委員会は「ワクチンの使用を検討するべきだ」との見解でも一致した。(大谷聡)
[PR]

by yupukeccha | 2010-05-18 21:11 | 社会