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「日経の顔」田勢康弘早大教授がセクハラで解職

16:15 04/09 2010 MyNewsJapan

 日経新聞の客員コラムニストで早大大学院客員教授の田勢康弘氏(65)が、修士論文審査中の女子学生に対して「共著で小説を出すんだから脱げ」という趣旨のセクハラ行為をしていた件で、2010年3月末に早大を解職されていたことが分かった。論文審査中の指導教官ということでアカハラの要素も強いが、早大はこうしたセクハラ・アカハラに対し「懲戒処分ではないので、解職自体を一切公表していない」(広報)と隠匿体質を見せている。同大学では2004年にも植草一秀教授が解職されている。

 『週刊文春』2010年1月21日号のスクープ記事(左記)によれば、田勢は、大学院の公共経営研究科修士課程で学び、田勢ゼミにも所属する女子学生(綾瀬はるか似だとされる)に対して、2009年7月、1泊2日の長崎出張に同行させ不倫小説の共作を持ちかけた。8月には田勢から、小説のリアリティーを出すため女子学生が脱ぐよう依頼するメールが送られた。文春の取材に対し田勢は事実関係を認めている。

 これに対し女子学生は、修士課程を修了した9月になって、早大のハラスメント防止委員会にセクハラ被害を申し立てた。

 J-CASTニュースによると、調査の結果、早大は「重大なセクハラ行為」を認定し、政治経済学術院の教授会に報告。田勢は弁明したが、辞表を提出。だが教授会はこれを認めず、2010年3月31日の会合で田勢の「解職」を決めた。

 田勢は、3月まで、大学院で授業3コマ「メディア文化演習」「メディア文化論A」「指導者論」とゼミ1つを受け持っていた。

 大学院公共経営研究科に在籍する学生に話を聞いた。

 「一学年70人くらいで、そのうち常時5~6人が田勢ゼミに所属していました。授業のほうは、毎回、政治の裏側みたいな話が面白くて、けっこう人気はありました。ゼミ生に対する指導は不真面目だったといいます。被害者は、綾瀬はるか似といえばそうですが、もっとぽっちゃりセクシー系で、近寄りがたい感じの人です」

 今回の事件は学内でどう伝わっているのか。

 「先月の時点で前期(4~9月)の授業から外れていたことは知っていましたが、事務室に聞いたら、教授職については在籍は続くことが決まっている、と説明を受けていました。その後、報道で突然、解職を知りました。ゼミにいた人は研究計画書の作り直しなどで迷惑しているようですが、何の説明もなく消えてしまった感じ。何がしかの説明はあってしかるべきだとは思いますが」

◇「懲戒処分ではないから」早大の隠匿体質

 こういう隠匿体質は、いかにも早稲田らしい。同大学広報室広報課(03-3202-5454)に尋ねた。

--大学教授は公人なのだから、学内にも学外にも一切の説明なく裏でこそこそ解職して終わらせるのはおかしいのでは?

 「解職というのは、夕刊フジが書いてるだけ。解職自体を公表していない。たとえば刑事事件になって学内で戒告なり停職なりの懲戒処分をすれば発表するかもしれないが、今回はそういうケースではない。田勢さんは2009年度をもって辞めている、としか言えない」(ウチダ氏)

 この期に及んで、解職自体を公式に認めないお役所答弁。つまり、今回のようなセクハラ・アカハラの類は、懲戒処分とするほどでもない些細な話なのだから、答える必要すらない、という態度だ。早稲田の学生軽視な体質がよくわかる。こういう社会性に欠けた態度がブランドを毀損していることに気づいていない。毅然とした態度がまったく感じられない。

◇テレ東「クレームたくさん来てる」

 田勢は「もっとも有名な日経新聞の人」。いわば「日経の顔」だ。社畜に徹するサラリーマン記者として社内での立ち回りもうまく、現在は日経新聞傘下のテレビ東京「田勢康弘の週刊ニュース新書」という冠番組も貰っている。本件についてテレビ東京(03-5470-7777)に尋ねた。

--公共の電波でセクハラ解職教授の言説を流しちゃいけないと思うんですが、あの番組続けるつもりですか?

 「報道局と日経新聞で協議した結果、本人からはセクハラの事実はないとのことなので、今のところ降板予定はない、と番組担当から聞いております」

--事実がなければ教授会で解職にはならないと思うんですけど。

 「それは田勢さんと大学との問題なので。テレビ東京としては事実確認をとれていないので、確認をとって対応する。今のところ降板予定はない。ただ、視聴者からは、毎週毎週、そのご指摘はたくさんいただいている。ご意見はお伝えする」

◇日経を象徴する男

 2003~2004年、日経で子会社の社長が逮捕されるほどの不正経理や、赤坂のクラブ「くぼ田」に3年間で8千5百万円も浪費する背任など不祥事が続発していた鶴田社長時代、田勢は社畜に徹し、何一つジャーナリストらしい毅然とした行動をとらず、腐敗経営陣と一蓮托生の道を選んで保身を図った。

 それに対して佐高信氏は当時、「このまま現状を認めるならば、田勢氏などは自分の書いた本を絶版にしなければいけない」「同郷(山形県)ながら恥ずかしい」などと述べていた。

 つまり、書籍『政治ジャーナリズムの罪と罰』で記者クラブ批判を展開するなど、口先だけはいつもエラそうなことを言うが、自分は既得権を享受し続け、いざというときになると口をつぐみ、行動が伴わない。だったら言うなよ、というのが佐高氏の忠告であり、もっともである。戦うことはしない、気骨や男らしさに欠ける人物、出世のためには上司の不正も飲み込むタイプ、である。

 同じく早大卒後、日経の同期入社で現在は専務執行役員の岡部直明氏が、96年の新人研修の際、「あいつは初任地が大阪に決まったとき、母親と離れることになって涙を流して泣いていた」とマザコンぶりを語っていた。田勢は大阪ではスクープを連発して頭角を現し、東京に戻って政治部記者として活躍。まだ業界紙に過ぎなかった日経の部数拡大に貢献する中核記者となり、今に至る。

 つまり、「早稲田」「女々しい」「不正に鈍感、正義感ナシ」「社畜」「記者だがジャーナリストではない」といった様々な点で、田勢は、もっとも日経らしい記者、「ミスター日経記者」なのだ。今回の田勢のセクハラ解職事件は、まさに不正に鈍感で女々しい日経記者の本質が現れたといってよい。

Links: 関連記事 田勢康弘の週刊ニュース新書(テレビ東京)
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by yupukeccha | 2010-04-09 16:15 | 社会