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オノ・ヨーコさん思い出の邸宅訪問「保存してくれたら」

2009年12月8日 朝日新聞

 来日中のアーティストのオノ・ヨーコさんが7日、高層ビルへの改築計画が持ち上がっている東京・九段下のフィリピン大使公邸を訪れた。公邸はもとは安田財閥の創始者の孫・安田岩次郎邸で、安田氏のめいにあたるオノさんは幼少期に3年間住んでいた。オノさんは「思い出の場所であり、東京での心のよりどころでもある。(取り壊しを)決めるのはフィリピンの国民だが、美しいまま保存してくれたらうれしい」と語った。

 「この部屋はおじのアトリエで、いつもミュージシャンが音楽を奏でていたのよ」。4年ぶりに大使公邸を訪れたオノさんは懐かしそうに語った。夫の故ジョン・レノンさんと息子のショーンさんとも1977年に訪れたことがあり、レノンさんは「息子のルーツでもある日本の家を見せてあげたかった」と喜んだという。

 約4500平方メートルの土地に立つ大使公邸は安田氏の発注で1935年に建てられ、44年に当時のフィリピン大統領が購入した。公邸は建て替え後の高層ビルに入る計画。同国政府は先月、公開入札で土地の落札者を決める予定だったが、フィリピン報道によると、反対運動もあって売却は延期された。
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by yupukeccha | 2009-12-08 23:59 | 社会  

旧安田岩次郎邸の比大使公邸、取り壊し計画憂え保存要請

2009年11月3日22時42分 朝日新聞

 東京・九段下にあるフィリピン大使公邸(旧安田岩次郎邸)を取り壊し、21階建てのビルを建設する計画が持ち上がっている問題で、在日フィリピン人らが3日、「歴史のある文化遺産を残して欲しい」として、フィリピン財務省が公告した公開入札を中止するよう求める文書を東京・六本木のフィリピン大使館に提出した。
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by yupukeccha | 2009-11-03 22:42 | 社会  

「タウトの熱海の家」保存会が発足 静岡

4月15日7時58分配信 産経新聞

 ドイツ人建築家のブルーノ・タウトが設計の一部を担当し、「タウトの熱海の家」と呼ばれる熱海市春日町の「旧日向(ひゅうが)別邸」(国指定重要文化財)の保存会が、市民有志らによって発足した。補修工事のための基金を設立するなどの活動に取り組む予定で、会長の中井正勝さん(68)=同市緑ガ丘町=は「熱海が文化観光都市として成長する助けになれば」と意気込んでいる。

 会のメンバーは、市民有志やタウト研究に取り組む大学教授ら25人ほど。12日には市内の起雲閣で総会を開き、保存のための基金設立、冊子やCDの販売、講演会などの開催による収益を基金に充てることなどを確認した。

 旧日向別邸は昭和11年、実業家、日向利兵衛の別荘の離れとして完成した。タウトは地下部分の内装を担当し、和室、竹や桐を使った社交室、部屋の一部に階段のある洋室の計3室を設計。桂離宮など日本の様式美を意識したとされ、国内では唯一のタウト設計の“文化遺産”だ。

 日向氏の死後は民間企業の保養所として利用されていたが、平成16年、東京都の女性篤志家の寄付を基に市の所有となり、一般公開も始まった。

 同別邸でボランティアガイドを約4年間務めてきた中井さんは「建物も完成から70年以上経っていて、老朽化が進んでいる」と指摘する。市も一般公開を土日祝日のみに限定しており、「文化財の保存と一般公開のバランスをどう取るかが課題」と話す。

 中井さんは「市の財政状況が苦しいのも分かっている。草の根から資金面で手助けをして、市の芸術や文化の向上につなげたい」と強調している。

 問い合わせは保存会事務局(電)050・3608・7749。
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by yupukeccha | 2009-04-15 07:58 | 社会  

歴史的建造物 建築アセスを導入せよ

2009年3月19日 朝日新聞
西沢泰彦 名古屋大准教授(建築史)

 東京中央郵便局の建て替えをめぐり、鳩山総務相が保存を主張し、文化庁が重要文化財指定の可能性を示したのにもかかわらず解体の姿勢を崩さなかった日本郵政は、世論の批判を気にしたのか、局舎の保存部分を拡大し登録有形文化財としての登録を目指す方針に転換した。歴史的建造物が壊される例が相次ぐなか、この問題が示すことを考えてみたい。

 1931年に完成した東京中央郵便局は、日本のモダニズム(近代主義)建築を代表する建物だ。この建物を見たドイツ人建築家のブルーノ・タウトは日本の新しい建築の模範と称賛した。近代運動やモダニズムの歴史的価値を認め、建物や資料を保存するため、各国の建築家や研究者がDOCOMOMO(ドコモモ)インターナショナル(本部・パリ)を作った。その日本委員会は00年、東京中央郵便局を含む20の建築物をリストアップした。

 東京中央郵便局の価値はそれだけではない。東京駅前にはかつて丸ビル(23年建築)、国鉄本社(38年)、新丸ビル(52年)があり、14年に建った東京駅と中央郵便局の5棟で広場が形成され、約40年かけて首都の顔にふさわしい景観ができた。

 ところが90年代末から次々と取り壊され、高層ビルに変わった。ここで東京中央郵便局がなくなれば景観は壊滅する。日本建築学会は、日本郵政に対し、3回にわたり、その価値を文書で伝え、保存・再生を求めたが、一顧だにされなかった。

 再開発に伴う歴史的建造物の解体の際、再開発を進める人々は、古くなって使いづらい、耐震性に問題がある、登録文化財ではないから文化的価値が低い、という具合にさまざまな理由を言うが、専門家に調査、評価してもらうことはほとんどない。例えば、近隣住民や卒業生とともに私が再生を求めた名古屋市にある愛知県立旭丘高校の校舎は、政治家や地元の有力者の要望もあり、愛知県教育委員会によって、「耐震性の欠如」や「機能の老朽化」を理由に解体された。38年に建てられた校舎のコンクリート強度は高かったが、県教委は耐震診断せずに校舎を解体した。

 こうしたいくつかの紛争にかかわり、私は法の不備を強く感じるようになった。建築物を建てる場合は、建築基準法などさまざまな法律で規制されている。しかし、建物を壊すことを規制する法律はない。開発側のやり放題なのだ。

 これを改めるには、建物が解体されることで生じる現象を予測し、その影響を評価することが必要である。

 都市計画法では、市民参加を保障するため、まちづくりに関するNPO法人などが、公表された都市計画案に意見を言うことが可能である。これを参考に、公共性の高い建物の解体について施主に解体の公表を義務付け、その影響評価を専門家が行い、公の場で意見を表明する仕組みである。

 私はこれを仮に「建築アセスメント」と呼んでいる。建物解体の影響評価だけではなく、保存・再生・活用案を検討、評価できればなおよい。日本建築学会が07年に公表した「建造物の評価と保存活用ガイドライン」はその第一歩である。

 21世紀により持続可能なまちづくりが求められる時代になった。「壊せばごみ、使えば資産」の考えに立ち、既存の建物をできる限り、壊さない、建物を長く使い続けるという社会を目指したい。
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by yupukeccha | 2009-03-19 06:00 | 社会  

中央郵便局「重文超える価値」 建築学会見解

2009年3月12日10時39分 朝日新聞

 東京と大阪の両中央郵便局について、日本建築学会(斎藤公男会長)は11日、「国指定の重要文化財の水準をはるかに超える価値がある」との見解を発表した。日本郵政と鳩山総務相が建物の一部を保存して登録有形文化財への登録をめざす方針を決めたことを受けたもので、建築的価値は外観だけでなく「建物全体にある」としている。
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by yupukeccha | 2009-03-12 10:39 | 社会  

「そのまま残すのは無理」=中央郵便局保存問題-石原都知事

3月6日17時23分配信 時事通信

 東京都の石原慎太郎知事は6日の定例記者会見で、JR東京駅前の旧東京中央郵便局の建て替え問題について「あの建物をそのまま残すのは、かなり無理な問題だ」と述べ、局舎全体の保存に否定的な考えを示した。

 日本郵政は外壁の一部を残した超高層ビルへの建て替えを計画し、都市計画案を都に提出。都は同日、同計画を決定した。しかし、鳩山邦夫総務相が重要文化財として全体の保存を主張しているため、日本郵政が実際に計画を進めるかが焦点となる。


東京中央郵便局建て替え計画、都が正式に認める決定
3月6日15時38分配信 読売新聞

 鳩山総務相が反対している東京中央郵便局(東京・丸の内)の建て替え問題で、東京都は6日、日本郵政グループが作成した建て替え計画を正式に認める都市計画決定を行った。

 計画では、今年夏ごろに着工し、同郵便局の建物の一部を残したうえで、地上38階建て(高さ約200メートル)の商業ビルを建設する。昨年9月、日本郵政が都市再生特別措置法に基づいて都に提出し、先月6日に都の都市計画審議会で了承されていた。
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by yupukeccha | 2009-03-06 17:23 | 行政・公務員  

東京中央郵便局の解体工事中断=総務相の要請に配慮-日本郵政

2009/03/06-00:37 時事通信

 日本郵政は5日、東京・丸の内の旧東京中央郵便局の解体工事を中断したことを明らかにした。今週から本格的な取り壊しを予定していたが、鳩山邦夫総務相が重要文化財としての保護を主張し、工事の一時中断を要請したことに配慮。理解を得られるまで延期する。

 ただ、工事の全面停止は契約上の手続きが必要なため、剥落(はくらく)が進むタイルの保存や、地震による倒壊を防ぐための安全対策といった保存調査工事は進める。
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by yupukeccha | 2009-03-06 00:37 | 社会