タグ:冤罪 ( 12 ) タグの人気記事

 

痴漢疑いで事情聴取→自殺の青年 聴取の音声記録を公開

6月16日0時51分配信 産経新聞

 東京都のJR新宿駅構内で昨年12月、女子大生の腹を触ったとして警視庁新宿署の事情聴取を受けた私大職員、原田信助さん=当時(25)=が聴取直後に自殺し、死後に痴漢の容疑で書類送検された問題で、冤罪(えんざい)を訴えている母の尚美さん(53)が15日、事情聴取の様子が収められた携帯ボイスレコーダーの音声記録の一部を報道陣に公開した。

 また尚美さんは、原田さんを痴漢の犯人とみてつかみかかった男子大学生を被疑者とする暴行容疑の告訴状が東京地検に受理されたことも明らかにした。尚美さんは「あの夜に何が起こったのか、真実を知りたい」と訴えた。

 公開された音声記録は約15分間で、捜査員の追及に対し、原田さんが「私は暴力を振るわれただけ」などと、強く痴漢の疑いを否定する様子が収められている。新宿署は「亡くなった原田さんには大変気の毒だが、必要な捜査を的確に行った」としている。
[PR]

by yupukeccha | 2010-06-16 00:51 | 社会  

「『記録ある』と検事が虚偽説明」=石井議員への「報告電話」-厚労省元部長が証言

2月8日20時37分配信 時事通信

 障害者割引郵便悪用に絡む厚生労働省の証明書偽造事件で、虚偽有印公文書作成罪などに問われた同省元局長村木厚子被告(54)=休職中=の公判は8日午後も大阪地裁で引き続き行われた。検察側証人として出廷した元同省障害保健福祉部長(58)が「実際は存在しない石井一民主党参院議員との通話記録があると検事から説明を受けた」と証言した。

 元部長は大阪地検特捜部の聴取に対し、「石井議員から電話で証明書を発行するよう要請を受け、(当時部下だった)村木被告に指示し、石井議員には電話で『発行することになった』と報告した」と供述。調書にも署名していたが、この日の公判では「交信記録があることが大前提」と述べ、議員への報告も、村木被告への指示も否定した。
[PR]

by yupukeccha | 2010-02-08 20:37 | 司法  

国家公安委員長「捜査当局からリーク記事」

1月22日20時15分配信 読売新聞

 中井国家公安委員長は22日の閣議後記者会見で、再審公判が行われている足利事件に関連して、「今の自白中心の捜査と捜査当局から一方的にリークされる記事しか書かないマスコミという中では、冤罪(えんざい)被害はこれからも出ると思う」と述べた。

 リークがあるとする具体的な根拠は示さなかった。

 警察庁を管理する立場である国家公安委員会の委員長が、捜査機関によるマスコミへのリークがあると言及するのは極めて異例。

 中井委員長は会見で発言を問いただされると、「リークされたことばかり書くマスコミと言ったんだ」と繰り返した。「今もリークがあると思っているのか」との質問に対しては、途中で「ずっとそうだ」と遮り、「お互い気をつけてほしいものだと申し上げている」と声を荒らげた。
[PR]

by yupukeccha | 2010-01-22 20:15 | 社会  

<国民審査>最高裁長官と8人の判事全員が信任

8月31日13時8分配信 毎日新聞

 総務省は31日、衆院選とともに投票された最高裁判所裁判官に対する国民審査の結果を発表した。審査対象になった竹崎博允(ひろのぶ)最高裁長官と8人の判事全員が信任された。有効票に対する罷免を求める率(罷免率)はほぼ前回並みの6.00~7.73%だった。

 投票者数は前回より200万7404人多い6945万4375人。投票率は前回を1.33ポイント上回る66.82%だった。衆院選の「1票の格差」を巡る07年の最高裁判決にかかわったのは9人のうち3人。この中で合憲とする多数意見を出した涌井紀夫裁判官が罷免率トップに、同じく合憲とした那須弘平裁判官が2位となった。罷免率が50%を超えると罷免されるが、過去に例はない。

 一方、法律で国民審査の期日前投票の期間が投票日7日前からと規定され、衆院選より4日短いため投票できなかった有権者もおり、投票率は衆院選小選挙区(69・28%)より2ポイント以上低かった。衆院選と同時の審査とあって、実績がない裁判官が任命後間もなく審査対象となることを含め、制度上の問題も指摘されている。【銭場裕司】
[PR]

by yupukeccha | 2009-08-31 13:03 | 司法  

<足利事件>最高裁・地裁8裁判官に質問 毎日新聞アンケ

8月21日2時30分配信 毎日新聞

 栃木県足利市で4歳女児が殺害された足利事件で、菅家利和さん(62)=6月に再審開始決定=の上告を退け無期懲役判決を確定させた当時の最高裁の5判事と、再審請求を認めなかった当時の宇都宮地裁の裁判官3人に、毎日新聞はアンケートを実施した。弁護団が求め続けたDNA再鑑定を実施しなかったことの是非や、謝罪意思の有無などを質問したが、8人全員が「個別事件にはコメントはしない」などとして回答しなかった。【安高晋】

 検察と警察は6月4日の菅家さん釈放後、相次いで謝罪したが、裁判所は謝罪していない。菅家さんは記者会見などで「裁判官にも謝ってもらいたい」と語っている。

 菅家さんは無期懲役の確定までに3回、再審開始決定までに2回の計5回裁判を受けた。弁護団がDNA再鑑定の必要性を訴えたのは上告審の段階だったため、再鑑定をしないまま結論を出した最高裁判事5人と、宇都宮地裁で再審請求を棄却した裁判官3人(いずれも当時)をアンケートの対象とした。

 6月下旬、実名での回答を条件に勤務先や自宅に郵送し、最高裁判事5人には17項目、宇都宮地裁裁判官3人には11項目を質問したところ、うち6人は7月末までに「回答できない」と返答し、残る2人は現在も回答がないままだ。

 最高裁の5人はいずれも退官し、弁護士を務める。裁判長だった亀山継夫弁護士は電話取材に怒った口調で「その手紙(アンケート用紙)は捨てた」と話した。回答できない理由を説明したのは2人。うち福田博弁護士は無回答の理由を「(回答すれば)判決理由を後から変更するに等しい」と説明。第三者委員会による検証を提案し「菅家さんがなぜ自白し、かなりの間、維持する心境になったかの解明や、1審で弁護士は無実を前提に弁論をしたのか、裁判所は適切な裁判を行ったのか、を検討すべきだ」とした。

 宇都宮地裁の裁判官3人はいずれも現役。勤務先の各裁判所の総務課を通して「個別事件への取材には応じられない」と返答した。

 菅家さんの弁護団は97年、拘置中の菅家さんから毛髪を取り寄せ、日本大医学部の押田茂実教授(法医学)に鑑定を依頼。「女児の遺留物に付着した体液と菅家さんのDNA型は一致しない」とする結果を得て証拠として提出したが、最高裁は00年、押田鑑定には言及せず上告を棄却し、無期懲役が確定した。

 弁護団は押田鑑定を、宇都宮地裁にも提出したが08年、「(弁護団が菅家さんから取り寄せたとする)毛髪が請求人のものという裏付けがない」として再審請求を退けられた。

 ◇「素直に謝り認めよ」元東京高裁判事・木谷明氏

 「なぜまったく答えないのか不思議。答えられる限度で率直に答えるべきではないか」。元東京高裁判事の木谷明・法政大法科大学院教授は、アンケート結果に疑問を投げかける。

 木谷教授は7月、現職とOBの裁判官計11人が集まる研究会に出席した際、毎日新聞が宇都宮地裁の裁判官3人に送ったアンケートを配布して「もし当時の裁判官だったらどう答えるか」と質問した。うち7人は「全質問に無回答」だが、4人は「部分的に回答する」と答えたという。

 「『宇都宮地裁はDNA再鑑定をすべきだった』という批判を今どう思うか」という質問には、4人中3人が「回答する」とした。木谷教授は「この質問には率直に『鑑定すべきだった。判断が甘かった』と答えてもいいのでは。私ならそうする」と語る。

 菅家さんへの謝罪についても「応じる」とし、「人間のする裁判である以上誤りは避けがたい。誤りは誤り、と率直に認めることから裁判への国民の信頼が生まれる」と指摘する。

 ◇主な質問項目

 最高裁判事・宇都宮地裁裁判官共通

(1)公訴時効成立を招いたことを今どう思うか(2)菅家氏に謝罪する気持ちはあるか(3)一般的に自らが審理した事件を説明すべきと思うか。

 最高裁判事向け

(1)弁護団による「押田鑑定」を当時審理の対象にしたか(2)対象にした場合、決定文に鑑定書に関する理由が記載されていないのはなぜか(3)対象にしていない場合、なぜ外したか(4)なぜDNA再鑑定しなかったのか(5)科学技術の発展で(捜査段階の)科学警察研究所の鑑定より押田鑑定のほうが正しい可能性があると当時考えなかったか(6)原審を破棄しなかったことを、今どう思うか。

 宇都宮地裁裁判官向け

(1)DNA再鑑定すべきだったとの批判を今どう思うか(2)DNA再鑑定を実施すべきかどうか当時どう考えたか。

■足利事件に関するアンケート結果■

 <上告棄却当時の最高裁判事>

       現職    回答

亀山継夫*=弁護士=電話で「手紙は捨てた」

河合伸一=弁護士=回答なし

福田 博=弁護士=個別の事件へのコメントは、判決理由を後から変更するのに等しい効果を持ち、裁判官の言い訳に過ぎないと取られても仕方がない。仮にするとしても手元に記録がないため不正確にならざるを得ずコメントすべきではないと考える

北川弘治=弁護士=回答なし

梶谷 玄=弁護士=「裁判官は弁明せず」の原則から全設問に対して無回答

 <再審請求棄却当時の宇都宮地裁裁判官>

池本寿美子*=宇都宮地裁=取材には応じられない

中尾佳久=宇都宮地裁=取材には応じられない

佐藤裕子=松山地裁大洲支部=取材には応じられない

*は当時の裁判長。河合氏と北川氏は弁護士事務所へのアンケート到着を確認。敬称略

 【ことば】足利事件

 90年5月、栃木県足利市で4歳女児が行方不明になり、翌日遺体で発見された。栃木県警に逮捕された菅家さんは1審途中から否認に転じたが、1、2審ともに無期懲役となり、00年、最高裁で確定した。再審請求の即時抗告審で、東京高裁は女児の下着の体液と菅家さんのDNA型を再鑑定。今年6月に「一致しない」として、再審請求を棄却した宇都宮地裁決定を取り消し、再審開始を決定した(確定)。現在は宇都宮地裁で、再審裁判の進め方を巡る協議が続いている。事件は05年、公訴時効が成立した。
[PR]

by yupukeccha | 2009-08-21 02:30 | 司法  

菅家さん聴取録音テープ 栃木県警も保管

8月19日7時56分配信 産経新聞

 平成2年に栃木県足利市で当時4歳の女児が殺害された「足利事件」で、再審が決定した菅家利和さん(62)に対し、県警が不起訴処分となった別の女児殺害事件2件での取り調べの様子をテープ3本に録音し保管していたことが18日、分かった。弁護団が明らかにし、県警もテープの存在を認めている。

 県警によると、テープは2件の女児殺害事件について菅家さんが自白した後に菅家さんの承諾を取り、当時の県警の捜査担当者が供述の一部を録音。足利事件の検証作業の過程で、当時の捜査資料から発見された。録音時期や内容については「再審公判に向けた手続きが進行中で起訴されていない事件でもあり、コメントを控える」とした。2件の女児殺害事件では、宇都宮地検も菅家さんを取り調べた様子を録音したことが判明している。

 菅家さんに対して、宇都宮地検の幕田英雄検事正が直接謝罪したいとの意向を示していることも明らかになった。実現すれば検察側による初めての直接謝罪。菅家さんの釈放後、最高検の伊藤鉄男次長検事が謝罪の意を表明しているほか、栃木県警の石川正一郎本部長が直接謝罪している。
[PR]

by yupukeccha | 2009-08-19 07:56 | 司法  

菅家さん取り調べ録音テープ、検察内で保管 検事録音か

2009年8月11日3時6分 朝日新聞
  
b0161323_8145625.jpg 栃木県足利市で90年に女児(当時4)が殺害された「足利事件」で再審開始が決定した菅家利和さん(62)=6月4日に釈放=に対し、宇都宮地検が、最終的に不起訴処分とした他の2件の幼女殺害事件について取り調べた際の様子を録音したテープが存在することが、検察関係者の話でわかった。録音は長時間に及び、菅家さんが録音に同意し、2件の犯行をいったん「自白」したのちに否認に転じる様子などが録音されているという。

 検察は06年8月から取り調べの一部の録音・録画を試行しているが、それ以前の時期で長時間に及ぶ録音が明らかになったのは異例だ。

 取り調べ担当の検事の判断で録音されたとみられているが、再審開始決定を契機に活発化している取り調べの全過程の可視化をめぐる論議にも影響を与えそうだ。

 検察関係者によると、録音テープは、足利事件の初公判を迎えた92年2月直前から約1年の間に、足利事件とは別の関連事件として、(1)79年に足利市内で行方不明となった保育園児(当時5)が殺害された事件(2)84年に足利市内で幼稚園児(当時5)が行方不明になり、殺害された事件――の計2件について、宇都宮地検検事が菅家さんを取り調べた際のものとされる。

 菅家さんは、91年12月に足利事件で逮捕、起訴された後、同月中に(1)の容疑で再逮捕された。翌92年1月に処分保留となったが、同年2月には(2)の容疑でも書類送検された。同地検は最終的に、93年2月に(1)、(2)の殺人容疑について「決め手になる物証に欠ける」として、菅家さんを不起訴処分にした。

 取り調べの録音は、92年1月に処分保留となった後、93年2月に不起訴処分となるまでの間に断続的に行われた。検察内部で保管されていた録音テープは、カセットテープで十数本に上るという。検事が、起訴、不起訴の判断をする際の参考にするために録音したとみられている。

 録音内容は、検事が菅家さんに録音の承諾を得る場面から始まり、当初は2件の犯行を「自白」した部分があったが、最終的に2件とも否認しているという。

 菅家さんが殺人などの罪で起訴された足利事件をめぐっては、菅家さんは一審の結審近くになって否認に転じ、控訴審の被告人質問で、自白に至った経緯について供述。任意の取り調べで警察官から、女児の肌着に残された体液とDNA型が一致したとする鑑定結果をもとに「科学的証拠が挙がっている」と迫られ、うその内容を自白したと訴えた。だが、一、二審判決はともに自白の内容が「信用できる」とし、DNA型鑑定結果とともに、有罪認定の根拠とし、00年に最高裁で有罪判決が確定していた。

 だが、再審請求審でDNA型再鑑定が行われ、今年5月に「一致しない」とする結果が出たことから、東京高検は6月4日、刑の執行を停止する手続きをとり、菅家さんは服役していた千葉刑務所から釈放された。最高検は同月10日、事実上の菅家さんの「無罪」を認め、謝罪した。
[PR]

by yupukeccha | 2009-08-11 03:06 | 司法  

”痴漢誤認逮捕”裁判、損害賠償訴えに重要証言

2009/07/02(14:33) ANN

 電車内で痴漢をしたとして逮捕されたものの、不起訴になった元会社員が損害賠償を求めた裁判で、事件当時を知る男性が「女性から痴漢の被害を訴えるような話は聞いていない」などと証言しました。

 沖田光男さん(66)は1999年、JR中央線の車内で、当時20歳だった女子大学生に痴漢をしたとして逮捕されましたが、嫌疑不十分で不起訴になりました。沖田さんは「携帯電話を注意したら、腹いせにでっち上げられた」として、痴漢の被害を訴えた女性に対して約1000万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。沖田さんは1、2審で敗訴したものの、最高裁は去年11月、審理のやり直しを命じる判決を言い渡しました。東京高裁で開かれたやり直しの裁判には、事件当時、女性と携帯電話で話していた男性が証人として出廷し、「女性が『変な人が近づいてきた』と言った後に、『電車の中で話しちゃいけない』と注意する男性の声が聞こえた」と証言し、「痴漢の被害を訴えるような話を女性からは聞いていない」と述べました。

 沖田光男さん:「真相が少しずつ明るみになった。証拠をちゃんと見て頂き、誤りのない判決を出して頂けるものと確信しております」

 沖田さんは「裁判所が正しい判断をしてほしい」と訴えました。


<痴漢不起訴事件>賠償請求訴訟の差し戻し控訴審始まる
7月2日14時32分配信 毎日新聞

 電車内で痴漢したとして逮捕され不起訴になった東京都国立市の沖田光男さん(66)が、被害申告した女性に約1135万円の賠償を求めた訴訟の差し戻し控訴審が2日、東京高裁(大橋寛明裁判長)で始まった。当時、女性と携帯電話で話していた男性が出廷し「普通に会話できていた」と沖田さん側の主張に沿った証言をした。

 女性は「男性と携帯電話で話している時に痴漢をされた」と主張している。沖田さん側の証人として出廷した男性の証言によると、女性が「変な人が近づいてきた」と話した後、沖田さんとみられる男性が「電車内で電話してはいけない」と注意する声が聞こえた。それ以外は記憶がないという。【伊藤一郎】
[PR]

by yupukeccha | 2009-07-02 14:33 | 社会  

<痴漢事件>警察庁「常人逮捕、慎重捜査を」 教授無罪受け

6月25日15時0分配信 毎日新聞

 警察庁は25日、電車内での痴漢事件で一般人が常人逮捕をした場合などの身柄拘束の判断や裏付け捜査はより慎重に行い、捜査員を集中投入して「プロの目」による現行犯逮捕を目指すとする通達を各警察本部に出した。最高裁が4月、強制わいせつ罪に問われた大学教授に逆転無罪の判決を出したことを踏まえたもので、鉄道事業者に目撃者確保のための車内放送を求めることなども盛り込んだ。

 痴漢事件の捜査を巡っては、05年にも裏付け捜査の徹底や微物鑑定の積極活用を求めた通達が出されている。最高裁判決で被害者の供述の信用性が否定され無罪につながったことから、新通達に新しい項目を盛り込んだ。

 「客観的証拠の収集」には、DNA型鑑定の積極的検討や、そのための資機材の配布など科学捜査をさらに活用するよう強調。「留置の要否の判断」では、最初に常人逮捕されるケースが多いため、捜査幹部らは事件の内容や捜査への支障の有無を吟味して身柄拘束の判断をするよう求めた。

 検挙対策では、痴漢被害が多発する路線や時間帯を分析し、捜査員による逮捕を増やす方針を初めて打ち出した。駅ホームの防犯カメラ整備など鉄道事業者との連携強化策も求めた。【千代崎聖史】

 ◇常人逮捕

 逮捕の一形態。通常、容疑者の身体の自由を拘束できるのは捜査機関に限られるが、現行犯の場合は民間人でも逮捕できる。刑事訴訟法は、民間人が現行犯で容疑者を逮捕した場合、直ちに検察官か司法警察職員に引き渡さなければならないと定めている。
[PR]

by yupukeccha | 2009-06-25 15:00 | 行政・公務員  

菅家さん 過酷な刑務所生活、蹴られて骨折も

6月10日1時18分配信 産経新聞

■二転三転した認否

 《起訴され、宇都宮地裁で開かれた公判。当時、法廷での証言で、菅家さんの証言はぶれた》

 --真実ちゃんの事件の裁判が始まり、最初は罪を認めたが、どうしてか

 「裁判官なら本当のことを分かってくれると思っていました。自分が本当のことをいっていないと見破ってくれると信じていました」

 --裁判の途中で否認に転じたが、それはなぜか

 「初公判で罪を認めたのは、『傍聴席に刑事が見に来ているのではないか』と思って怖くなってしまっていたからです。もし、『やってない』といえば、刑事から『何を言ってるんだ』といわれそうな気がして、怖くなってしまったのです。普通なら警察というとよいイメージが浮かぶけど、そのときはそれしか浮かびませんでした」

 --その後、6回目の公判で菅家さんは「やっていない」と訴えたが、それはなぜか

 「『もう刑事が法廷に来ていないのではないか』と思ったんです。(刑事の)声も(心の中に)聞こえませんでしたし…」

 --そのとき、弁護人にも「やっていない」ということは話していませんでしたよね

 「はい、そうです」

 --しかし、法廷で無実を訴えたあと、再び「やりました」と上申書を書いたのはなぜか

 「1審の弁護士に『申し訳ありませんでした、本当はやりました』という内容の上申書を出せと言われました」

 --どうして1審の弁護士は「上申書を出せ」と言ったと思うか。弁護士から「刑が軽くなる」などと言われたのか

 「刑が軽くなるということもあると思うけど、弁護士としても『やっていない』といわれると、『裁判をやっていても意味がないんじゃないか』と思ったのしょう」

 --そしてまた、判決が出る直前になって、どうして否認に転じたのか

 「論告求刑の前に『やっていないものはやっていない』と思っていた。求刑は無期懲役でした。その後に西巻さんから手紙をもらいました。手紙の中で西巻さんは『あなたはやっていないと思う』と言ってくれたんです。自分のことを分かってくれている人がいると分かったので、それからはずっと『やっていない』と言い続けました」

 --「菅家さんと真実ちゃんの衣服についていたDNAが一致した」と初めて言われたのはいつか

 「裁判の初めの方だったと思います」

 --ずっとやっていないと言っていたが、無期懲役の判決が下されてどう思った

 「『いやだな』と思いました。だけど、判決の1カ月くらい後なんですが、西巻さんが面会に来てくれて、『がんばってください』と励まされ、ホッとしました」

 《否認しながらも無期懲役の判決を受け、それが確定した菅家さん。長い刑務所暮らしを語り始めた》

■過酷な“塀の中”

 --最高裁で刑が確定し、改めて拘置所から千葉刑務所に移ることになったときはどう思ったか

 「落ち込んでしまいました」

 --刑務所の中では何がつらかったか

 「入所したとき、同房になった人がいるんです。年下なんですが、刑務所では先輩にあたります。その人からは『(刑務所に来てから)1週間は客だからな』と言われました。毛布のたたみ方、食器の洗い方、トイレ掃除の仕方、窓ふき、畳のそうじの仕方、『全部1週間で覚えろ』と言われました。でも1週間で覚えた人なんて誰もいない…」

 --刑務所はルールが細かかったか

 「そうですね。なかなかできませんでした。何も覚えられず、すぐ分からなくなってしまいました。例えば6人分のはし箱があるのですが、『誰のはしをどのはし箱に入れろ』とか決まりがあったけど分からなかった」

 --1週間がたってからは大変だったか

 「殴られたり、けられたり、肋骨(ろっこつ)を2本折られたりしました。トイレの中で裸にされ、『じっとしてろ』とも言われました。そのときは12月だから寒くてふるえていました。裸にならないとボコボコにされました。本当にひどかった。他の人は見て見ぬふりでした。『絶対に殺される』と思いました。洗面器に水をいっぱい入れ、その中に顔を押し込められ、苦しくて『これでおしまいだ』と思ったこともありました」

 --刑務所の外には佐藤弁護士や西巻さんがいて、支えになっていたか

 「それが一番の支えでした」
[PR]

by yupukeccha | 2009-06-10 01:18 | 社会