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人民元、タイに影響も

朝日新聞 2010年10月8日

 「人民元がもっと弾力的に動けば、東南アジアの負担も少なくてすむ」と語るのは、9月末に退職したタイ中央銀行のタリサ前総裁。タイ通貨が対ドルで13年ぶりの高値となり、輸出企業への影響が懸念されている。海外マネーが資本規制のある中国に向かわず、代わりに東南アジアの通貨が買われている、との見方だ。(バンコク=高野弦)
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by yupukeccha | 2010-10-08 06:00 | アジア・大洋州  

日本の単独介入、人民元切り上げへの欧米の対応困難に

ロイター 9月16日(木)14時2分配信

 [ワシントン 15日 ロイター] 日本は為替市場で単独での円押し下げ介入に踏み切ったが、これにより中国の人民元切り上げに向けた欧米の取り組みは難しくなった。アナリストは、単独介入は自国通貨安による近隣窮乏化政策を助長するリスクがあると警告する。

 15日には、コロンビア中央銀行が自国通貨高抑制に向け、1日当たり少なくとも2000万ドルのドル買い介入を始めることを明らかにした。ブラジルのマンテガ財務相は、他国がブラジルを犠牲にして自国通貨安を志向する中で、「競争を眺めている」傍観者的態度を取るつもりはないと言明した。

 タイでは経済界が行き過ぎたバーツ高を抑制するよう要請。アナリストはタイをはじめ他のアジア諸国が日本に追随するリスクを指摘する。

 米下院歳入委員会は15日から人民元問題に関する公聴会を開いているが、レビン委員長は「中国だけが略奪的な為替政策をとっているわけではなかった」として、日本の介入に「非常に困惑している」と指摘。「中国の行動が日本に影響し、日本の行動は米国に影響する」と述べた。

 一方で米ホワイトハウス、財務省、連邦準備理事会(FRB)はコメントせず、日本の当局が米当局に沈黙を働きかけたことを示唆した。この沈黙は米当局が直面する難題を浮き彫りにする。BMOキャピタル・マーケッツ(シカゴ)の通貨ストラテジスト、アンドリュー・ブッシュ氏は「中国当局が実質的に同じことをして批判されているのに、日本だけが容認されることはない」と述べた。 

 ガイトナー米財務長官は先週、ブルームバーグとのインタビューで、日本が為替介入した場合に支持するかとの質問に対し「日本も米国と同様に、経済成長を強め、景気回復を確実にするための措置に焦点を当てるべきというのが私の見解だ。それが米国など日本の貿易相手国にプラスになる」と述べていた。

 10月初めにはワシントンで国際通貨基金(IMF)・世銀の秋季会合や7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)、11月初めには韓国での20カ国・地域首脳会合(G20)を控えていることもあり、今回の介入はタイミングも微妙だ。

 G7参加国が過去に介入を実施した際は、協調介入が多かった。通商上の通貨価値を有利にする今回のような単独介入に対して、ユーログループのユンケル議長(ルクセンブルク首相)は「単独での行動は、世界の不均衡に対処する上で適切な手段ではない」と述べた。

 アメリカン・エンタープライズ研究所のデズモンド・ラクマン研究員は、「安全通貨」としての円がこの1年で急騰したことを日本の当局が懸念しているのは当然だとの見解を示している。円の上昇は、米国の低金利や米欧の一段の金融緩和の可能性に対する世界の投資家の反応も一因となっている。 
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by yupukeccha | 2010-09-16 14:02 | 経済・企業  

<人民元>基準値6.7元台…改革後の最高値更新

6月22日13時31分配信 毎日新聞

 中国人民銀行(中央銀行)が人民元相場の弾力化を表明してから2日目の取引となった22日、上海外国為替市場の元相場は一時、1ドル=6.7900元に上昇し、前日に続いて取引中の最高値を更新した。これに先だって、人民銀は取引の基準値を1ドル=6.7980元と公表した。05年7月の人民元改革後の最高値で、基準値が6.7元台となったのは初めて。

 21日は、基準値が前週末と同じ1ドル=6.8275元に据え置かれた。ただ、21日の取引では対ドルで変動幅の上限0.5%に迫る基準値比0.47%上昇し、一時は1ドル=6.7958元をつけた。このため、人民銀が22日の基準値をどの水準に設定するかに市場の関心が集まっていた。

 市場からは「26日からの主要20カ国・地域首脳会談(G20サミット)を見据え、市場の需給を反映する意思を示した」(現地邦銀)との指摘が出ている。【伊藤絵理子】
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by yupukeccha | 2010-06-22 13:31 | アジア・大洋州  

人民元上げ―中国にも世界にも利あり 

2010年6月21日 朝日新聞 社説

 中国が人民元の切り上げを認めた。これが米国との摩擦を緩和するためのその場しのぎの策で終わってはいけない。中国自身と世界全体の均衡ある発展に向けた一歩としたい。

 人民元は2005年に切り上げられ、その後ゆっくりと上昇した後、08年夏から事実上、対ドル相場を固定する政策が採られていた。金融危機などの影響で、中国の輸出がふるわなくなることを恐れたためだ。しかし、元相場を人為的に低く抑えるための為替介入は、米国など諸外国の反発を招いていただけでなく、中国のインフレや不動産バブルに結びついていた。

 国際的な圧力が中国を動かした面はあるが、中国自身にとっても必要な政策であることを、やっと認めたことになる。この意味で中国当局が人民元を切り上げていくという決断は、遅ればせだが当然のことである。

 欧州危機によるユーロ安で、人民元の対ユーロ相場は大幅に上昇している。中国にとって欧州連合(EU)は、米国を上回る最大の輸出先になっており、輸出にさらにブレーキがかかる切り上げについては、中国政府内にも消極的な意見があった。

 しかし、26日からカナダで始まる20カ国・地域(G20)首脳会議で、中国が切り上げ圧力にさらされるのは必至だった。人民元のドル固定をやめると表明することで、その圧力をかわす政治的なねらいがあった。

 中国に対して陰に陽に圧力をかけていた米国政府は、さっそく歓迎するコメントを出している。

 とはいえ、切り上げを認めるといっても、中国当局が為替相場に介入する管理相場であることには変わりない。あまりにも小幅なペースの切り上げだと、米国などの不満は消えない。

 中国人民銀行の声明が「人民元相場の弾力性を高める」と切り上げを認める一方で、中国の経常黒字の国内総生産(GDP)に対する比率が減少傾向にあることを指摘し、「人民元レートの大幅な切り上げの論拠は存在しない」と述べたことも気になる。

 急激な切り上げは成長を損なう危険があるが、人民元を徐々に相当の幅で切り上げてゆくことは、中国自身が資源などを安く輸入して内需を拡大し、持続的な成長を続けていくために不可欠ではないか。

 中国には、高い潜在的な成長力がある。05年から3年間で対ドル相場は2割ほど上がったが、10%成長を続けた。日本を抜いて世界第2の経済大国になろうとしている中国が「元高恐怖症」にとらわれる必要はない。

 むしろ、人民元の切り上げを必要以上に遅らせればインフレの加速や資産バブルに歯止めがかからなくなる。その影響や反動に中国経済が苦しみ、弊害は世界全体に及ぶだろう。
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by yupukeccha | 2010-06-21 06:00 | 経済・企業  

人民元柔軟化は円高要因か=「影響は一時的」との見方も-外為市場

2010/06/20-01:28 時事通信

 人民元の柔軟性強化を受け、外国為替市場では、人民元の対ドル相場が切り上げられ、同じアジア通貨としての連想から円も対ドルで買われるとの見方が浮上している。2005年7月に人民元が一気に約2%切り上げられた際、円が急伸したことも円高の思惑を誘っている。

 中国人民銀行は大量の人民元売り・ドル買い介入で人民元の対ドル相場を低い水準に保っているとされる。複数通貨で構成する通貨バスケットへの連動に移行すれば、ドルを売って別の通貨を買うことになる。市場では「欧州の債務問題で先安感の強いユーロは買いにくいため、円買い圧力が高まる」(シンクタンク)との指摘が出ている。

 一方、「経済的な側面からは人民元の切り上げで円高が進行する理由はほとんどなく、影響は一時的」(邦銀)との見方も多く、市場関係者は週明け以降の外為市場の動向を注視する構えだ。
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by yupukeccha | 2010-06-20 01:28 | アジア・大洋州  

人民元の柔軟性強化「歓迎」=経済安定への貢献期待―財務相

6月19日23時21分配信 時事通信

 財務省は19日夜、中国人民銀行が人民元の柔軟性を強化すると発表したことについて「歓迎する。これが中国・アジア経済、ひいては世界経済の安定と均衡ある成長に貢献することを期待する」との野田佳彦財務相の談話を公表した。
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by yupukeccha | 2010-06-19 23:21 | 政治  

人民元が切り上げられるとボクらにはどんな影響が?

6月17日 web R25

中国の通貨“人民元”の切り上げが注目されている。簡単に言えば、ドルに対する人民元の価値を高め、今よりも「元高ドル安」にしようという動きのことだ。報道によると、アメリカが切り上げを強く要望しているというが、どんなメリットがあるのだろうか?

「アメリカは膨大な対中貿易赤字を抱えており、人民元高にすることで、自国の雇用を守りたいんです。中間選挙が近いのでアピールの側面もあるでしょう」(日本総研で中国経済を研究する佐野淳也さん)

その一方で、中国は人民元安による輸出産業振興で、貿易黒字を生み出している。簡単には切り上げに応じない気がするが。

「圧力に屈したという形はとらないでしょう。しかし、政府が米ドルを買い人民元レートを維持する状態は、国内のカネ余りによるバブルを引き起こすおそれがあります。インフレ懸念もあり、切り上げが必要なことは理解しているはず。個人的には、徐々に切り上げて年末には今のレートより約3%の元高ドル安が進むと考えています。日本では人民元高につられて、一時的に円高ドル安に振れることがあるかもしれませんが、長続きはせず、実体経済に大きな影響はないと思われます」

では、ボクらへの影響はどんなことが?

「直接は、中国人観光客の増加でしょう。富裕層の観光客を目当てにしたビジネスが盛んになるので、百貨店も売り上げを伸ばすかもしれません。中国人の購買力は増して、消費マーケットとしての存在感はさらに高まるでしょう。日本メーカーにとっては、今以上に重要な輸出先になるでしょうね」

逆に、中国に工場を持っている日本企業はコストが高くなることが考えられ、東南アジアなどに工場を移すケースも出てくるだろう。ほかにも、より人民元が強くなると、レナウンが中国企業の傘下になったようなM&A(企業の買収や合併)が、今以上に活発になる可能性も。10年後には上司は中国人なんて光景も普通になるのかも?
(笹林 司)
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by yupukeccha | 2010-06-17 23:59 | アジア・大洋州