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食用昆虫を栽培?コスタリカで進む昆虫食の研究

2010年02月04日 11:16 AFPBB News

 【2月4日 AFP】中米のコスタリカで科学者たちが食用昆虫の「栽培」に取り組んでいる。レストランでガーリック風味のバッタや、幼虫の串焼きが供される日が近づいているのかもしれない。

 昆虫学者のマヌエル・スンバド(Manuel Zumbado)氏は、アフリカで昔から昆虫が食べられていることを知って食用昆虫の研究を始めた。熱帯雨林に多様な昆虫が生息するコスタリカは研究に最適の場所だ。この国はエコツーリズムも盛んだが、おいしそうな昆虫が次の観光資源になるのだろうか?

 首都サンホセ(San Jose)に近い小都市、サントドミンゴ・デ・エレディア(Santo Domingo de Heredia)にある国立生物多様性研究所(National Biodiversity Institute、INBIO)は同国の昆虫だけでなく、キノコについても研究している。キノコはヒマラヤの王国ブータンでは重要な食品だ。

■西アフリカのベナン、ヒマラヤのブータンと共同研究

 この研究所では、コスタリカの科学者らがブータンの菌類学者、ウギェン・ヤンチェン(Ugyen Yangchen)氏、ベナンの昆虫学者、エリザベス・ザヌー(Elisabeth Zannou)氏とともに研究活動にいそしんでいる。植民地時代に多くの奴隷が西アフリカから中米に連れてこられたことから、コスタリカとベナンには歴史的なつながりがある。

「ベナンは昆虫食に関する知識が豊富で、ブータンではキノコがよく食べられている。コスタリカは生物多様性の維持の面で経験を積んでいる」と研究プログラムを調整している財団のマリアネラ・フェオリ(Marianella Feoli)氏は話す。

 数人の同僚とともに研究のためコスタリカにやって来たスンバド氏によると、ベナンではシロアリ、バッタ類、コオロギ、チョウやガの幼虫は一般的な食材だ。「高級レストランで昆虫を出す国もある。最初私たちは、頭がおかしいのではないかと思われたが、昆虫食は人類の生存のための食べ物であるだけでなく、1つの文化でもあるんです」

■観光地のレストランですでに提供

 コスタリカの森や農村地域によく見られるエスペランサス(Esperanzas)と呼ばれる大型のバッタの1種は、ニンニクで料理すると「エビよりずっとおいしい」と研究者たちは話す。コスタリカとベナンで何度も調査旅行の経験があるスンバド氏もきっと賞味したことがあるのだろう。「一度食べてみる価値はありますよ。フライにしてもいいし、焼いても、タマネギと一緒に串焼きにしてもいけます」。ベナンでは昆虫を魚と一緒に料理するのが人気だという。

 気持ちのわるい虫をむしゃむしゃ食べるという考えにしり込みする人も多いが、スンバド氏は街で評判のレストランの料理に昆虫を加えることから始めてみてはと提案する。

 コスタリカ北部にある同国随一の人気観光地グアナカステ(Guanacaste)にある、あるリゾートホテルはこの提案を受け入れ、ワインとともに昆虫を使った料理を提供している。

「料理には大きい値札をつけておくべきだと思いますね。そうすれば価値がわかるでしょ」とスンバド氏はニヤリと笑った。(c)AFP/Francisco Jara
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by yupukeccha | 2010-02-04 11:16  

ブータン氷河湖決壊洪水研究がスタート:日本ODAの新しい枠組みで

2009年10月5日 インド新聞

 2008年度地球規模課題対応国際科学技術協力(Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development: SATREP)として採択され、09年6月にキックオフ・ミーティングを行った「ブータン・ヒマラヤにおける氷河湖決壊洪水に関する研究プロジェクト」がいよいよ本格的に調査を開始した。

 SATREPSは08年度に始まったODAの新しい枠組みであり、科学技術と外交・国際協力を相互に発展させる「科学技術外交」の一環として、外務省と文部科学省、JICA、独立行政法人科学技術振興機構(JST)が連携して実施する。08年度は12件、09年度は21件のプロジェクトが採択された。環境・エネルギー、防災、感染症などの地球規模の課題の解決に向け、日本と相手国の大学や研究機関が連携して実施する。

 ブータンが位置するヒマラヤ山系では、近年の地球温暖化により氷河が溶けて後退し、氷河から溶け出した水が谷や斜面に湖(氷河湖)を形成するという現象が起こっている。これらの湖は、地震などをきっかけに氷河や岸壁が崩落して湖の水量が急激に増加したり、あるいは土手の内部に含まれる氷が融解したりして、土手が崩壊して洪水が起こり、下流域に甚大な被害をもたらすことがある(氷河湖決壊洪水)。プロジェクトでは氷河湖の危険度評価、氷河湖拡大メカニズムの検討、決壊洪水発生時の警報システムの立案、ハザードマップの作成を予定している。

 7月中旬にJICA長期専門家と業務調整員の2人が現地へ赴任し、プロジェクト運営上の準備や、調査地の事前情報収集などに当たっていたが、9月1日から短期専門家4人が現地に赴き、標高2千メートル付近のモンデチュ川中流域と、氷河湖のある標高5千メートル以上の高地の2ヵ所で調査を開始した。

 モンデチュ川上流域では、かつて日本の無償資金協力援助で建設された橋の周辺に民家が集まっており、その近辺で測量調査などを行った。下流域では、過去に発生した地すべりで河川の流れが変わったとされるクンガラプテン地域を中心として、地すべりの状況について調査を実施した。カウンターパートを指導しつつ、今後建設が予定されている水力発電所の場所や建設方法について情報収集を行ったり、河川の近くに民家があるかどうかなどを調べたりした。調査を行った短期専門家によれば、同地域は氷河湖決壊洪水だけでなく、地すべりの被害も予想されるため、地すべりの情報も含んだ氷河湖決壊洪水発生時のハザードマップの作成が望ましく、今後きちんとした調査を実施する必要があるとのことである。

 高地では、次年度実施予定の本格調査に向け、ルートの確認や機材の設置を行う。国連開発計画(UNDP)が安全のため氷河湖の水抜き工事を行っているルナナという標高4千0メートル付近に滞在し、いくつかの氷河湖を調査した後、氷河湖のあるザラムを目指す。(09年9月30日のJICAトピックスから)
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by yupukeccha | 2009-10-05 23:59 | アジア・大洋州