ただで鯨肉もらう 水産庁職員5人処分 調査捕鯨に乗船
2010年12月22日23時6分 朝日新聞監督する立場で調査捕鯨船に乗っていた水産庁職員5人が、調査した共同船舶(東京)から鯨肉を無料で受け取り、国家公務員倫理規程に違反したとして、同庁は22日、3人を戒告、1人を訓告、1人を厳重注意処分にした。
1999~2008年に調査捕鯨船に乗船した5人は調査終了後、鯨のベーコンや赤肉を1人あたり3~7.5キロ分受け取っていた。1万5千~7万円相当。鯨肉は共同船舶からそれぞれの自宅に郵送された。
調査捕鯨の鯨肉を巡っては、共同船舶が捕鯨船員に土産として1人10キロ程度を無料で渡している。環境NGO「グリーンピース・ジャパン(GPJ)」は08年、「鯨肉を横領している」として船員らを東京地検に告発したが、不起訴となった。逆に船員らが自宅に送った鯨肉を運送会社から持ち去ったGPJメンバー2人が窃盗罪などで有罪判決を受け、控訴中だ。
by yupukeccha | 2010-12-22 23:06 | 社会