【ベトナム・インドシナ】ズン首相、「私が責任取る」?:国会の国営ビナシン答弁

NNA 11月26日(金)8時30分配信

 グエン・タン・ズン首相は24日国会で、議員の質問に答弁した。内容は、経営破綻(はたん)した国営ベトナム造船グループ(ビナシン)の問題が中心となり、再燃の兆しのあるインフレ問題、中部高原でのボーキサイト・アルミ開発問題にもわたった。25日付グオイラオドン電子版などが報じた。

 ズン首相の答弁は、23日までに国会議員から提出された質問書26通(質問内容44項目)に基づくほか、直接質疑にも応じた。

 ビナシン問題については、「中央政府の代表として、私が責任を取る」と述べたが、具体的には、「党と国の規定に基づいて、調査を厳格に進め、結果を公表する」というものだった。

 ■ビナシン債務は倍増する?

 ファム・ティ・ロアン議員は、「86兆ドン(44億2,000万米ドル、1米ドル=約83円)余りとされるビナシンの債務は、銀行への金利払いだけで毎年15兆ドンがかさむ。これにより5年後には、債務が160兆~170兆ドンに膨らむことになる。一方で、ビナシンの今年の売上高は13兆5,000億ドンにすぎず、赤字も1兆1,000億ドンに上る。ビナシンが自力返済することが、どうしてできるのか」と質問した。

 ズン首相は、「ビナシンの再建計画には見通しがあり、国家再建指導委員会もビナシン取締役会も、債務返済方法を開示する用意がある」と答弁した。

 ■会長・社長兼務でも追及

 グエン・ミン・トゥエット議員は、企業法が「取締役会会長は社長を兼務することはできない」と規定する一方で、8月に逮捕されたファム・タイン・ビン元会長が、会長と社長を兼務していたことを挙げて、ビン氏の兼務を承認したズン首相の責任について問いただした。

 ズン首相は、「自分はビン氏の兼務を承認したが、ビン氏はすでに1999年以来、会長と社長を兼務していた」とした上で、「ビナシンがグループ化した際、実験的に外部から社長を採用しようとしたが見つからず、当時副首相だった自分が、ビナシンの求めに応じて、ビン氏の兼務を承認した」と釈明した。ズン首相は、「この問題についても、責任を明確にする」と約束した。

 ■インフレ率2けた台は必至

 ズン首相は、インフレ問題に関しては、全国の11月の消費者物価指数(CPI)上昇率が1.86%と高く、1~11月期の上昇率が9.58%に達したことを明らかにした。

 11月のCPI上昇率としては、1995年以降の16年間で、今年11月が最も高いとされる。

 1~11月期の上昇率9.58%は、8%程度とされる今年のインフレ率抑制目標をすでに大幅に上回ったことになり、今年のCPI上昇率が10%を超える公算が大きくなった。

 ズン首相は、引き続きインフレ抑制策を強化する方針を表明した。
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by yupukeccha | 2010-11-26 08:30 | アジア・大洋州  

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