スー・チーさん、13日解放? 支持者や警官集まり緊張

2010年11月13日1時47分 朝日新聞

 【バンコク=古田大輔】軍事政権下のミャンマー(ビルマ)の最大都市ヤンゴンで12日、自宅軟禁中の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん(65)が解放されるとの情報が流れ、スー・チーさん率いる国民民主連盟(NLD)本部前には支持者たちが詰めかけた。13日に解放との見方も広がっている。

 「スー・チーさん解放へ、今日で満期に」

 解放までの残り日数をカウントダウンしてきたNLD本部の横断幕にはそう書かれ、スー・チーさんの顔写真が描かれた白いTシャツを着た党員ら約700人が、自宅前にも報道陣ら約100人が一時集まった。

 一方、本部を挟んだ道の反対側には私服警官とみられる男たちが一時は100人を超えた。市内各所にも自動小銃で武装した警官を乗せたトラックが見かけられた。

 スー・チーさんは自宅軟禁中だった昨年5月に米国人を無断で自宅に滞在させたとして罪に問われ、実刑判決が確定。軍政が1年6カ月の軟禁に減刑、13日が期限とされる。

 ある治安当局者は朝日新聞の取材に「準備はできた。13日午後5時以降に解放する」と話した。

 だが、軍政側が解放に際し、行動を制限する何らかの条件を出し、スー・チーさんがそれを拒否するのではないかとの憶測も流れている。

 スー・チーさんの最初の自宅軟禁は前回1990年の総選挙前年の7月。スー・チーさんの政治的活動を封じるため、軍政は2度の解放期間を挟み、21年間で計15年の拘束を続けてきた。

 2度目の解放期間だった2003年5月には、地方演説でNLD支持者と移動中、軍政側の集団に襲われる事件が発生。軍政は「遊説で違法行為があった」としてそのまま身柄を拘束し、3度目の軟禁が始まった。

 今回、解放されたとしても、国民に影響力があるスー・チーさんが政治的な活動に出れば、軍政が何らかの理由をつけて4度目の拘束に踏み切らないという保証はない。
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by yupukeccha | 2010-11-13 01:47 | アジア・大洋州  

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