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動画サイトで自殺中継 真偽議論、あおる書き込みも

産経新聞 11月10日(水)7時56分配信

 9日午前8時半ごろ、仙台市青葉区内のアパートで、この部屋に住む金融機関職員の男性(24)が首をつって死亡しているのを宮城県警の警察官が発見した。男性は動画サイトの生中継で自殺予告を行い、実際に同日午前5時半ごろに首をつっている映像が流されたことから視聴者が通報。県警は現場の状況などから自殺とみて詳しい経緯を調べている。

 映像が流されたのは、動画サイト「ユーストリーム」。男性とみられる動画の生中継は7日夜から始まり、自殺予告や人生観を語るなどしていたが、8日早朝に一度、途切れた。9日未明に中継が再開され、午前5時半ごろには部屋の外で、物干しざおにひもをかけて首をつったまま動かなくなったとされる。

 また、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」には4日未明に男性とみられる書き込みがあり、7日に自殺するほか、勤務先の実名を挙げて職場での苦労話や現在は休職中であることなどを告白。動画中継中は2ちゃんねるでも自殺予告の真偽で議論が紛糾し、一部には自殺をあおるような書き込みもあった。

 ユーストリームの国内運営会社「ユーストリーム・アジア」(東京都中央区)には9日午前6時ごろから視聴者の通報が相次ぎ、6時24分に配信を停止した。

 捜査関係者によると、男性はひとり暮らしで、遺書は見つかっていない。

 ■現実感なくエスカレート

 男性の動画サイトでの自殺予告に対し、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」では「いますぐ死ね」「また死ぬ死ぬ詐欺かよ」「早く実行しろ、かまってちゃん」などと自殺をあおるような書き込みがされた一方、「生きろ!!生きるんだ!!」「いいよ死ななくて」「かんがえなおして」など自殺をとめる書き込みもあった。

 「自殺をする側はあおる書き込みもリアルに受け取ってしまうが、書き込んでいる側は違う」と説明する精神科医の和田秀樹さんは、「ネット上のことは現実と現実のはざまのようで、リアルに感じられない。その分、エスカレートしてあおるような書き込みになったのではないか」とみている。

 自殺防止のために悩み解決の実例をネット上で公開しているサイト「生きテク」の代表、オキタリュウイチさん(34)は「詳しい状況は分からないが、自殺を公開するのは、誰かに後悔させたいとかメッセージ性がある場合が多いのでは」と推測。「抽象的な励ましではなく、自殺者が抱えている悩みの具体的な解決方法を教えると、自殺を踏みとどまれることが多い」と話している。


男性、自殺を動画サイトで中継
読売新聞 11月10日(水)12時25分配信

 仙台市のアパートで、住人の男性(24)が首をつって死亡し、その模様を男性自身がインターネットの動画サイトで生中継していたことがわかった。

 仙台北署は、自殺した可能性が高いとみて詳しい状況などを調べている。

 男性の勤務先によると、男性は今年5月から休みがちになり、8月から体調不良を理由に、休職していた。

 映像が流されたのは動画サイト「ユーストリーム」。男性は9日早朝に自殺したとみられ、同サイトには同日午前6時頃から視聴者からの通報が急増、動画の内容を確認し、配信を停止した。県警にも通報があり、現場に駆けつけた同署員が、男性を発見した。

 インターネットの掲示板「2ちゃんねる」には今月4日以降、死亡した男性のものと見られる書き込みがあり、自殺をほのめかすタイトルで職場への不満などを書き込んでいた。これに対し、自殺を思いとどまるような書き込みのほか、自殺をあおる書き込みが相次いでいた。


<自殺>仙台の男性が様子を撮影しネットで中継 配信は中止
毎日新聞 11月10日(水)19時16分配信

 仙台市青葉区のアパート室内で9日朝、住人の20代男性が首をつって死亡しているのを宮城県警仙台北署員が発見した。1人で首をつる動画がインターネットに流されており、同署は、男性が自分で自殺の様子を撮影・中継したとみている。

 同署などによると、動画共有サイト「ユーストリーム」で、男性が9日午前5時半ごろ、ベランダで物干しざおにタオルのような布をかけ、首をつる様子が流れた。7日夜からネット掲示板で自殺予告などを書き込み、ネット上で騒ぎになっていた。映像を見た人が通報し、駆け付けた署員が遺体を発見。男性は1人暮らしで遺書などは見つかっておらず、室内を固定カメラで撮影したとみられる。

 通報が相次いだことからサイトの運営会社は間もなく、男性の映像の配信を停止した。


ユーストリームで予告繰り返し 24歳男性が自殺実況中継
J-CASTニュース 11月10日(水)21時2分配信

 ネット上であってはならないことが起きてしまった。仙台市内で独り暮らしの金融機関職員男性(24)が、動画サイトで自らの自殺を実況中継したのだ。事前に止めることはできなかったのか。

 「ちょ…なんか首吊ってる…」「おいおいおい」「これ、本物じゃないっていってくれ」…

■当初は、自殺しないようコメント欄に書き込みが相次ぐ

 ユーストリーム上の実況中継を見ていた2ちゃんねらーの書き込みだ。しかし、この24歳男性は、その後、通報者への警察からの連絡や新聞報道などによって、本当に自殺していたことが明らかになった。

 男性が2ちゃんねるに「来週自殺します」というスレッドを立てたとみられるのが、2010年11月4日未明。大学の新卒だが、学生時代が楽しかったらしく、選んだのは2ちゃん「大学生活板」だった。

 スレでは、なぜか女性へのナンパを2日間続けるなどした後、同7日に自殺と予告された。男性は、スレへの書き込みで、職場でうつ病になったことや、ルックスが悪くて彼女ができないこと、大学の友だちが遠くに行ってしまったこと、家庭が崩壊していることを告白。ねらーの質問に答える形で、大学の友人に比べて就職先が満足できず、ミスが許されない職場の厳しさなどにも悩んで休職しているなどとも打ち明けていた。

 そして、7日夜になって、ユーストリームでアパート自室からの中継を始め、人生観を語ったり、自殺を予告したりした。当初は、自殺しないようコメント欄に書き込みが相次いだ。しかし、中継が途切れるなど、自殺するそぶりをみせるだけに見えたらしく、煽るような批判的なコメントも相次ぐように。そんな中で、9日午前5時半ごろにベランダの物干し竿から首を吊る様子をみせ、動かなくなった。

 その後、警察などへの通報が相次ぐようになり、産経新聞によると、同日午前8時半ごろに駆けつけた警察官が首を吊って死亡しているのを見つけた。仙台北署では、事件性はなく、男性が自殺したものとみている。

■「自殺後まで通報はなかった」

 男性の自殺を止めるため、もっと早く手は打てなかったのか。

 ユーストリーム日本法人「ユーストリーム・アジア」の広報担当者によると、男性が自殺した後の2010年11月9日午前6時から、利用者から異常を知らせる通報ボタンが複数回押された。それを受け、同6時24分に配信を停止させたが、それまでは通報がなかったという。

 同社の監視センターでも、利用者を不快に感じさせる配信などがないか巡回して見ていたが、異常には気づかなかった。自殺を実況中継したケースは、日本では初めて聞いたという。広報担当者は、「模倣する人が出てくる可能性がありますので、警察と連携しながら、警戒を強めていきたい」と話す。

 男性が勤めていた仙台市内の金融機関も、一般の人から初めて通報があったのは、自殺後の9日午前7時半ごろだったことを明らかにした。それまで、男性が動画中継していたことは知らなかったという。仙台北署からも同じころに、男性の住所を確認する連絡があったとしている。

 金融機関の広報担当者は、「連絡先になっている本人の母親に電話すると、『部屋に駆けつけてみます』とのことでした。復職してもらう期待がありましたので、とてもびっくりしています」と話す。男性は4月に入社して1か月ほどで体調を崩して休職し、病院で治療を受けていたという。

 精神科医の和田秀樹さんは、男性が自殺を中継した背景には、自己顕示の心理が働いた可能性を指摘する。

  「今の世の中は、目立ったもの勝ちで、無名で相手にされないのが一番惨めだと考える風潮があります。学校でも、許されなくなった集団リンチに代わって、無視するいじめが増えています。仲間外れにされたりすると、秋葉原の通り魔事件のように、目立って死んでやろうという動機が働くことも考えられます。さらに、うつ病になると、何でも悪いように取ってしまいがちになります」

 そのうえで、こうした死に方を防ぐには、早めに見つけて行為を止めるとともに、悩みを聞いてくれる場所につなぐことが大切だという。男性は、自殺を止める呼びかけには喜んでおり、和田さんは、「止めてほしいという気持ちがどこかにあったのだと思います。もし悩みがあるのなら、いのちの電話など相談できるところに打ち明けてほしい」と話している。


ネットで自殺動画配信し死亡した宮城第一信用金庫職員
激裏情報 11月11日1時49分
 
 11月9日、仙台市で24才の宮城第一信用金庫職員が
 首つり自殺した。単なる自殺なら
 よくある話だが、異様なのは彼が死の直前まで
 ネットで自殺予告を書き込み、そして
 ユーストリームで自殺を実況中継していたのだ。
 書き込み中に自殺を予見した人が仙台北署に電話するが
 軽くあしられていた事も判明している。
 
 趣味はナンパだったという社交的な男性だったが
 就職活動に失敗、大手には就職できず
 宮城第一信用金庫へ。本部のシステム部署に配属されるが
 上司とうまくいかず鬱病に。
 試用期間中にも自殺未遂を起こして入院、再度硫化水素で
 自殺をはかるが会社にバレ休職。
 仙台の進学校を卒業したプライドもあったのか、
 退職という手段は取れなかったようだ。

 マスコミは自殺幇助などと騒いでいるが
 男性が参加していたスレを見ると、取りやめるよう
 説得したり、オフで会おうとする書き込みも多々みられる。
 成人した大人、生きるのも死ぬのも自由だが
 実況を見たものには強烈な印象と後味の悪さだけが残った。

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宮城第一信用金庫
来週自殺します
自殺を生中継してる人がいるらしい
男性のブログ

by yupukeccha | 2010-11-10 07:56 | 社会  

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