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ボーイング787ドリームライナー、テスト飛行中に緊急着陸

ウォール・ストリート・ジャーナル 11月10日(水)11時19分配信

 米航空機大手ボーイングの最新鋭中型機「787」(通称ドリームライナー)が9日、テスト飛行中に乗員から機内に煙が上がっているとの報告を受け、米テキサス州ラレードに緊急着陸した。ボーイングと米連邦航空局(FAA)が明らかにした。

 同機は計画飛行中、乗員からの緊急事態宣言を受け、州境に位置するラレードに午後2時54分(中部標準時間)に着陸した。

 関係当局によると、搭乗していた30~40人から成るボーイング社の飛行テスト要員は、緊急脱出用シューターで機外に脱出した。負傷者は報告されていない。

 ボーイングの広報担当者は、今回の事故について「現時点ではまだデータを収集中」だと述べた。テキサスのFAAの広報担当者も詳細はまだ調査中だとした。

 関係筋によると、ラレードに緊急着陸中、少なくとも部分的な停電が発生し、「ラムエアタービン」と呼ばれる非常時用補助電源が作動したという。自動スロットルとコックピットのフライトディスプレーを含む自動システムの一部が影響を受けたという。

 この点に関し、ボーイングの広報担当者からは、すぐにコメントは得られなかった。


ボーイング787、テスト飛行で緊急着陸 来年納入予定
2010年11月10日12時5分 朝日新聞

 【ニューヨーク=山川一基】米航空機大手ボーイングは9日、来年初めにも納入予定の中型機「787」のテスト機が、米テキサス州に緊急着陸したと明らかにした。通常の試験飛行中に客室内で煙が発生したという。

 同社は朝日新聞の取材に対し、同機には乗員42人が乗り込み、1人が緊急脱出時に軽いけがをしたことを明らかにした。客室後部の電気室周辺から出火しているのを乗員の一人が見つけた、と報じた米メディアもある。同社や米連邦航空局(FAA)が原因を調べている。

 同機はボーイングが社運をかける最新鋭機。当初、1号機の納入は2008年を予定していたが、部品の供給遅れなどを理由に納入延期を繰り返している。今月初めには欧米メディアが「一部顧客への納入が最大10カ月遅れる」と報じた。

by yupukeccha | 2010-11-10 11:19 | 経済・企業  

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