「約束と違う」「株の方がまし」=行員に詰め寄る客も―破綻の振興銀、営業再開

時事通信 9月13日(月)12時13分配信

 経営破綻(はたん)した日本振興銀行は13日、全国の16店舗に限って営業を再開した。1000万円超の預金が保護対象外となるペイオフが初めて実施されるため、銀行側は混乱に備え警備員を増やし、入店を制限するなど物々しい雰囲気。一部で行員に詰め寄る預金者もいたが、多くの客は冷静に行動していた。

 東京都千代田区の本店には、午前9時の開店前に12人が並んだ。行員が自動ドアを手動で開閉し、客は案内に従って順番に入店した。730万円を預けている立川市の男性会社員(59)は同7時20分ごろ到着。「大きい金額だから仕事を休んだ。気が気でなく、午前3時に目が覚めた」と笑いつつ、「金曜から電話を10回したが、ガイダンスに変わるだけ。不誠実だ」と不満も口にした。

 大阪市の梅田店では警備員を約10人に増やし、行員が整理券を配布した。1000万円超を預けている大阪府内の40代男性は「最初、1000万円以下も保護されないという誤った説明を受けた。行員はしっかりしてほしい」とまくし立てた後、「これだったら株を買った方がましだった」と吐き捨てるように言った。

 札幌市のビルにある札幌店でも、入り口に通じる廊下に警備員が立ち、報道陣をシャットアウト。中の様子はうかがえないが、出てきた客によると、行員の説明に声を荒らげる客もいたという。約1000万円を預けている同市の自営業男性(57)は「中途解約扱いで金利が低くなるそうだ。約束と違うじゃないか」と怒りをあらわにした。
[PR]

by yupukeccha | 2010-09-13 12:13 | 社会  

<< 元琴光喜関が協会相手に「解雇不... 未明の大使呼び出し、外務省「非... >>